いまの就職活動
マスコミで報道される大学生の就職活動の状況をみていると、自分が就職したときとは変わってしまったのだな、と感じます。まあ、当然のことなのですが、いつのころからいわゆる就活(こんな言葉も昔はなかった)が早い時期に行われるようになってしまったのでしょう。
先日、日本経団連が、会社説明会の開始を2カ月遅らせ、大学3年の12月にするよう企業に求めることを決めました。このニュースをきいて、いままでは3年の9月だったんだ、と今更ながらに驚きました。大学の先生が3年の秋以降、学生は使い物にならない、と嘆いていたのを思い出しました。大学の学部であれば、3年から専門課程で、勉強が本格化するはだれでもわかる事実。なんで3年の9月に会社説明会なんてやっているんだろう。
私のときは(もう30年以上前ですが)、就職活動解禁は4年生の10月でした。10月1日に一斉に面接がスタート。当時はエントリーシートなんてないですから、履歴書もっていきなり面接です。当時人気ナンバーワン企業だった東京海上に列をなすシーンがテレビで報道されていました。
日本経団連の今回の対応については、日経新聞の今日の社説にはこうありました。
「大学新卒者の採用活動について日本経団連が新たな指針を決めた。しかし学生が就職活動に時間をとられ、勉学がおろそかになりがちな現状を変えるほどではない。早すぎ、長すぎる「就活」の改善策を企業はもっと抜本的に考えてほしい」
その通りです。こんなところも、日本を駄目にしている原因があるのではないでしょうか。
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コメント
就職活動支援さん
そうですね。企業もちょっと考えた方がいいkもしれません。
投稿: 自由なランナー | 2011/02/09 22:18
やっぱり、企業も採用の仕方を工夫する必要がありますね。参考になります。
投稿: 就職活動支援 | 2011/02/06 10:39