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2011/01/30

林原、メセナ事業から撤退

 数日前に新聞で報じられましたが、岡山のバイオ企業林原が、事業再生ADR手続きを申請し、受理されたというニュースには驚きました。事業再生ADR手続きという仕組みはよく理解できないのですが、林原が多額の負債を抱えて、経営が経ち行かなくなったということです。要は経営破綻ですね。
 林原がバイオ関連の事業をやっているということくらいしか知らないのですが、むしろメセナを積極的に行っている会社、として理解していました。20年前、企業メセナ協議会の第1回メセナ大賞を受け、それ以来継続的にメセナ活動を行ってきました。岡山に林原美術館も持っています。昨12月に開催された「メセナフォーラム 2010」には林原社長がパネルディスカッションに登壇、メセナ活動について熱く語っていたんですが。
 日経新聞によれば、経営責任をとって林原社長は退陣。また会社が提出した事業計画には、「メセナ事業からの撤退」が盛り込まれています。日経新聞の記事には、
「数億円の価値はあるとみられる所蔵品が、換金されて債務弁済に回る可能性も否定できない」
 美術館は残るんでしょうか。最悪、売却……。また、現在行っている福祉・芸術・文化支援は中止でしょう。資生堂、サントリー、アサヒビールらと並び、企業メセナの代表格ともいえる林原のメセナからの撤退。この企業だけの問題ではないのでは、とも思えます。

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コメント

KTさん
そうですね。本業で赤字じゃ、メセナどころではない。これから苦しくなってくるでしょうね。

投稿: 自由なランナー | 2011/01/31 07:39

メセナってそんなもんでしょう。
メセナ事業を縮小したところもありますよ。
本業あってのメセナでしょう。
企業関連の美術館も、親会社から離れて、単独で生存できるところなんて、ほとんどないでしょう。

投稿: KT | 2011/01/30 17:17

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