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2011/01/15

「地域の実験場」としての美術館

 今日の日経新聞文化欄にこんなタイトルの記事がありました。<展覧会だけでなく… 美術館、地域の「実験場」  多様な人材 アートで結ぶ > 。美術館が地域のアートへの様々な試みへの実験の場になっている取り組みを商会する記事です。
「展覧会の開催や作品の研究ばかりが美術館の仕事ではない。地域や異分野の人的資源を結びつけ、多様な実験や研究を実現するセンターとしての役割が問われている。求められる美術館を目指し、各地で始まった試みを追った」
 とあります。
 記事では、3つの事例画商海佐入れています。水戸芸術館の「大友良英 アンサンブルズ2010―共振」展の企画関連公募企画「音のあるまち」での取り組み。地元の団体「MeToo推進室」が関わって展示室の外でのイベントが行われています。
 また、東京都現代美術館で開催中の「東京アートミーティング トランスフォーメーション」展は、長谷川祐子事業企画課長と多摩美術大学芸術人類学研究所の中沢新一所長の共同企画。長谷川さん、学芸員として有名な方ですが、自らの名前を出しての企画展は珍しいのでは。「東京アートミーティング」は、現代アートと他の専門領域の出合いがアートの可能性を広げるという発想を込めた言葉、だそうでなかなか面白うそうです。
 富山県立近代美術館は、小中学校や高校の生徒が自分たちで内容を企画して発表するという「みんなのアート・ミュージアム」展を毎年開催していて、今年で4回目。記事にある生徒の作品は、いいですね。新校舎建築で取り壊される古い校舎をイメージしたインスタレーションです。
 記事で取り上げている地域におけるアート実験場という活動は、特にいま始まったわけではないですね。少なくない美術館でこのような展覧会の枠をはみ出た活動は行われていると思います。この流れが近年特に強まってきた、ということではないでしょうか。ミュージアムの現場は、どこも試行錯誤していて、まだまだ発展しそうです。

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