2011/01/31
「日本画」の前衛、という興味をそそるなタイトルの展覧会が、国立近代美術館で開催されています。先日、近くにいく用事があったので、見てきました。そもその「前衛」というのは、美術では何を意味するのでしょう。手元にある広辞苑には前衛=アバンギャルドとして、
「20世紀初め以来ヨーロッパでの、既成の通念を否定し未知の表現領域を開拓しようとする芸術家、芸術運動(立体派・表現派、・ダダイズム・抽象派、・超現実派)を指す」
とあります。キュビズム、シュルレアリスム、抽象主義などが前衛ということです。
この展覧会では日本画での前衛をテーマにしています。チラシには
「もし、伝統に近しい『日本画』の領域に真に革新的な表現が生まれたとしたら、それこそ『前衛』と呼ぶにふさわしいのではないでしょうか」
とあります。
堅苦しいことを書いてしまいましたが、この展覧会では1930年代後半に描かれた日本画にとって新たな表現で描かれた作品を展開しています。素人なので細かな表現はできませんが、シュルレアリスム、キュビズム、抽象主義の影響を受け、明らかにその方法論で描かれた作品が並びます。日本画の画材が使われていますが、表現はアヴァンギャルドです。すごく、面白いです。
1910年以降、西洋での抽象主義、キュビズム、シュルレアリスムの流れで生まれた作品が好きな私としては、この日本画の前衛もとても刺激的で、楽しいです。洋と和の融合、と言ってしまうと紋切り型の表現になってしまいますが、まさしく日本画の新たな表現の誕生でしょう。
予想以上に楽しんだ展覧会でした。青学学生の身分だと250円でみられるので、会期中にもう一度行こうと企んでいます。
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2011/01/30
数日前に新聞で報じられましたが、岡山のバイオ企業林原が、事業再生ADR手続きを申請し、受理されたというニュースには驚きました。事業再生ADR手続きという仕組みはよく理解できないのですが、林原が多額の負債を抱えて、経営が経ち行かなくなったということです。要は経営破綻ですね。
林原がバイオ関連の事業をやっているということくらいしか知らないのですが、むしろメセナを積極的に行っている会社、として理解していました。20年前、企業メセナ協議会の第1回メセナ大賞を受け、それ以来継続的にメセナ活動を行ってきました。岡山に林原美術館も持っています。昨12月に開催された「メセナフォーラム 2010」 には林原社長がパネルディスカッションに登壇、メセナ活動について熱く語っていたんですが。
日経新聞によれば、経営責任をとって林原社長は退陣。また会社が提出した事業計画には、「メセナ事業からの撤退」が盛り込まれています。日経新聞の記事には、
「数億円の価値はあるとみられる所蔵品が、換金されて債務弁済に回る可能性も否定できない」
美術館は残るんでしょうか。最悪、売却……。また、現在行っている福祉・芸術・文化支援 は中止でしょう。資生堂、サントリー、アサヒビールらと並び、企業メセナの代表格ともいえる林原のメセナからの撤退。この企業だけの問題ではないのでは、とも思えます。
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2011/01/29
今朝ジョギングをしていたら、わずか30分ちょっとしか走っていないのに5人も走っている人と行き会いました。朝でも夜でもジョギングをしてる人がほんと増えました。東京マラソンが始まった影響は明らかですが、最近はジョギングブームが定着してきた感じですね。
朝のジョギングを始めて、17年目になりました。確か1995年の1月下旬にこわごわ走り始めたことを思い出します。ランニングの入門書を買って、それに従ってやりました。最初は半分くらい歩いていましたね。当時は体重は70キロくらいあったはず。いまは、63キロになってます。
この時期、朝のジョギングはやはりつくらい。今日もやめようかと思いました。でも東京はいいです。雪降らないし。金沢や仙台にいたときは、雪が降る中走ってました。寒かったな。それを思えば楽です。
大学も一段落したので、少しは本腰入れて走らないといけません。
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2011/01/28
東京オペラシティーで開催している「曽根裕展 Perfect Moment」を見てきました。なんとも不思議な展示です。曽根裕の作品をみるのはもちろんはじめてです。メインの展示室には、ジャングルのように木が配された中に、大理石で作られた彫刻作品が置かれています。ここで何かを感じることが出来ればいいのでしょうが、私の鈍い感性ではよく分かりませんでした。
別な展示室では、ビデオ映像が2つ映されています。ひとつは曽根本人が登場して、誕生日を祝うシーンがいくつも続く『バースデイ・パーティ』。高い評価を得た映像作品とのことですが、私にはこれもよく分からなかったです。
曽根は東京藝術大学で建築を専攻しています。作品は、彫刻、映像だけでなく、ドローイング、油彩など幅広い表現形式で展開しているとのこと。この展覧会だけ見ただけでは、おそらく魅力はわからないんでしょう。私にとってはハードルが高い展示でした。
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2011/01/27
修士論文を提出し、授業の課題レポートを提出し、後期の大学もほほ修了。退職して以来、はじめてといっていいくらいの自由時間ができました。そうなると、ふと思い出し、前から行きたかったところへ。
30年ほど前、大学をでて入った会社があった場所。いまは駐車場です。でも名残もあります。
よく通った中華料理屋も健在でした。肉うま煮そばが美味しい。オヤジさんが元気に作ってくれました。
場所は大田区上池台付近。
極めて個人的な話題ですみません。昔を懐かしむオジサンでした。
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2011/01/26
ポケモン、今でもパワーあるんですかね。息子が熱中していたのではもう10年以上前。そのころは、映画も見に行きました。大学の授業で『菊とポケモン』という本を読みました。ポケモンに象徴される日本のキャラクターがどのようにアメリカ社会に受け入れられたかを分析したもので、綿密な調査、研究に基づいた内容になっています。
この本の原題は『Millennial Monsters: Japanese Toys And the Global Imagination 』で、1千年のモンスター、日本のおもちゃとグローバルな想像力、といった意味でしょうか。これを『菊と刀』にひっかけ、菊とポケモンとしたのは、悪くないアイディアだと思います。本書では、鉄腕アトム、パワーレンジャー、セーラームーン、たまごっち、ポケットモンスターという日本製のキャラクターが、アメリカでどう受け入れられたかを検証し、そこから日本の文化力を分析しています。著者は、文化人類学のアン・アリスン。英語での原書は2006年に出て、邦訳は昨年の8月に出版されています。
著者のアン・アリソンは日本に住み、日本人の書いた文献もかなり読み、ほんとに詳しく書かれています。アメリカ人からの日本文化論として参考にすべき論点がいくつも提示されています。ある意味、日本人が書く以上に日本のことを語っていると思います。
でも、ポケモン以降、日本の力を示すようなキャラクター出ているんでしょうか。ここがちょっと心配。
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2011/01/25
最近は80年代ポップスをよく聴きます。ちょっと前に、アマゾンで見つけてフィル・コリンズのベストアルバムを衝動買い。「HITS」と題された1998年リリースのものが、今年国内盤が再発されていて、1500円。アマゾンだと、1300円くらいで買えましす。
最近新しいアルバムを出したフィル・コリンズですが、やはり60年代のヒット曲はいいです。この時期、熱心にポップスを聴いたこともありますが、印象深い曲がたくさんあります。「恋はあせらず」「アナザー・デイ・イン・パラダイス」「セパレート・ライヴス」「ワン・モア・ナイト」などなど、佳曲が揃ってます。フィル・コリンズ独特の声、魅力ありますね。
このアルバムに「 トゥルー・カラーズ」が入ってます。シンディー・ローパーのヒット曲のカバーです。そういえば、シンディ・ローパー、3月に来日公演するんですよね。新聞広告で知ったんですが、「まだやってたのね」っていう感じっです。80年代にははじけてましたが、いまはどうなんだろう。ちょっと見てみたい気もします。
オジサンにとっては、懐かしの80年代です。
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2011/01/24
今週号の週刊ダイヤモンドは「2011年 フェイスブックの旅」。いよいよオジサン雑誌にもFacebookが登場です。サブタイトルに「初歩からわかるフェイスブックの始め方・使い方」とあり,ます。さて、私のような50過ぎのオジサンはどのどの程度フェイスブック使っているんでしょうね。まだまだ普及してないだろうな。
昨年の8月頃だったか、Facebookにアカウント登録したらすぐに大学の後輩「○○さんですか?」と連絡がありました。かなりびっくりしましたよ。「誰も見ないだろう」って、適当な写真を登録してたんですが、わかったみたい。恐ろしいです。この時、Facebokkのすごさがちょっとわかりました。
ただ、それ以降ほとんど使っていません。どう使えばいいのがよく分かっていないのが正直なところ。Twitterとどう違うんですかね。実名での登録が原則、っていうことは分かるのですが、それ以上はほとんど把握できていないのが現状。
本を買って勉強しようかな、と思っていたところにこのダイヤモンドの特集が登場。でも、去年のTwitter特集ほど詳しくありません。少しだけ分かった感じですか。しばらくは自分でいろいろ試してみるしかありませんね。ソーシャルメディアにはほんと振り回されます。古い世代にはハードルが高いようです。
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2011/01/23
先週末に郵便局にいったとき、記念切手を買ってきました。記念切手なんてめったに買わないのですが、絵柄が面白く、つい衝動買いです。これです。
写真だとちょっと見にくいでしょうか。日本郵便のウェブサイトはここです 。この記念切手、今年の夏に横浜で開催される「日本国際切手展2011」の記念切手です。この国際切手展って、けっこうな大イベントらしく、日本では10年ぶりの開催とか。
面白いのは記念切手の絵柄。日本国際切手展2011では、世界のアニメを扱うことが予定されていて、絵柄には日本のアニメが使われています。「鉄腕アトム」「ドラえもん」「「ポケットモンスター」「ハローキティー」そして「鳥獣人物戯画」。このうち「鳥獣人物戯画」は、切手展の公式ロゴです。代表的なアニメを選ぶと、これになるんでしょうね。「鉄人28号はどうした」「鬼太郎は入らないのか」「セーラームーンのほうがいい」なんて声もありそうですが。
小さいころは切手集めてましたが、たまには記念切手を買うのもいいもです。
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2011/01/22
昨日、電車の車内広告でみかけたちょっと気になるもの。auの電子書籍端末らしい。biblio Leafなるネーミングです。auすなわちKDDIの発表をさがしてみたら、そこには「電子書籍のダウンロード、保存、閲覧のための専用端末」とあります。まさに、電子書籍リーダーです。外観はAmazonのKIndleを意識した(まねた?)デザインですね。
肝心のコンテンツですが、KDDIの電子書籍端末向けブックストア「LISMO Book Store」が用意されています。コンテンツ数が当初2万冊が用意されているとのこと。これ、ソニーやシャープと同じ数ではなかったでしょうか。
このbiblio Leafのハードウエアの大きな特徴は、通信機能を備えていること。無線LANはもちろん、3Gにも対応しています。これが標準でしょう。シャープのガラパゴスは無線LANだけだし、ソニーのリーダーに至っては通信機能がありません。biblio Leafの場合、3Gの通信回線には料金が発生します。これに比べるとAmazonのKindleは凄いですね。3Gの回線料、ただですから。
しかし、KDDIってソニー、朝日新聞、凸版印刷と一緒に電子書籍の会社つくってましたよね。ソニーのリーダーあるのに、別な。biblio Leafだすのって、いいんですか。かなり不思議。
biblio leaf sp02
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2011/01/21
MCDNというところの勉強会 に出掛けてきました。ここの勉強会に参加するのは2回目で、今回は「アートとWEBサービスの最新動向」がテーマ。アートファンならご存じの方も多いと思いますが、東京のアート・デザイン展ガイドサイトであるTOKYO ART BEAT の設立者の藤高晃右さんがスピーカー。
ウェブを活用したアートの動き、主にアメリカでのサイト状況はとても興味深いものがありましたそお話もとても面白かったのですが、藤高さんのキャリアも興味深いです。美術の教育を受けていないのに、アートのウェブサイトを作ってしまうところが凄いです。改めてTOKYO ART BEATを見てみると、ほんと沢山の情報が載っています。これだけの情報を集めるだけでも大変でしょう。有料にしてもいいくらいです。
TOKYO ART BEATから昨年末に「ミューぽん」 なるiPhone アプリが出ています。都内の美術館の割引券アプリで、現在19のミュージアムで使えます。私も昨年末手に入れたのですが、忙しくて最近ミュージアムにいっていないため、まだ使っていません。
TOKYO ART BEATの大きな特徴は、美術館とギャラリーなどのアートスペース、両方の情報がカバーされているところです。ミュージアム好きとギャラリー好きは、客層が分かれていると思うのですが、その垣根を取り払って、両方の情報を提供してるのは、すばらしいことです。これだけのウエブ、もっと使わせていただかないともったいないです。こまめにチェックさせていただきます。
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2011/01/20
自由が丘の東急ストアの4階に、4月から東急のカルチャースクール(東急セミナーBEというのが正式名称らしい)がオープンします。これに合わせて、渋谷のあるスクールが閉鎖。これを知ったとき、ちょっと驚きました。渋谷は東急プラザという一等地に入っているスクール。どうして閉めてしまうのでしょうね。
旗艦店ともいうべき渋谷を閉めるとは、カルチャースクールも景気の影響を受けているのでしょうか。客層を考えると、景気の悪さにはあまり影響を受けないと思えるのですが。それとも違う理由があるのか。いろいろ勘ぐります。でも、自由が丘のスクールは東急ストアの4階。スーパーの上、というのもどうかな。他に場所なかったんですかね。
年齢的にはカルチャースクールに通ってもいい年頃(?)なんですが、どうも入りづらい。常連さんが大きな顔をっしてそうです。4月からは、派手なおばさん連中で賑わうんだろうな。
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2011/01/19
昨日は大学院で授業。大学の学事暦によると、昨日、今日が補講日となっています。この授業、2回休講があったので、先生としては補講をしようということです。そして、20日から2月2日までは定期試験日になってます。図書館、いつもより学生が多いのはそのせいですね。大学院ではほとんど試験はないのですが、そのかわりレポートが課せられます。
今期は3つしか授業をとっていないので、レポートも少ないです。結局やらなければいけないレポートはひとつだけ。その締め切りが来週初めなので、いまはそれで忙しいわけです。レポートってきりがなくて、やればやるほど、内容がふくれていきます。分量の与えられ方も「A4○枚以上」のようなに、上限がないのでどこまで書いていいのか、ちょっと困ったりします。武蔵美の通信のときもレポートばかり書いて増したが、大半が上限がありました。
レポートに限らず、勉強って終わりがないものなんだな、ということを感じます。修士論文を終えても、そこは一つの区切りでしかないわけで、研究というのはまだまだ続きます。会社を離れてから、ほとんど毎日机に向かっていますが、勉強はいつまでたっても終わらないというのが、実感です。
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2011/01/18
昨日が大学院の修士論文の提出締め切り日。なんとか間に合わせて、大学に提出してきました。ほんとはもっと早く出したかったのですが、結局締め切り日になってしまいました。相変わらず、ぎりぎりにしかできない(苦笑)。
論文の量ですが、文字数は約8万6千字。A4用紙で130枚弱になりました。論文は3部提出ですから400枚くらいをプリント。これだけの量をプリントするのは、大変。もう6年以上使っているプリンターなので、途中で壊れないで良かった。表紙をつけたら、重さは約1キロになっていました。
あとは来月に口頭試問があって、これに通れば修士課程は修了できます。結果はどうだろうな。内容については、追々。大学院はまだ授業もあり、やらねばいけないレポートもあり、まだ気が抜けません。まだ、勉強です。
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2011/01/17
Hanakoのタイトルにひかれて買ってきました。「日本案内」が今週号の特集です。サブタイトルに「懐かしくて新しい。素敵な日本をめぐる旅へ」とあります。ちょっと期待しますよね。記事のメインはNHKの大河ドラマ「江」にからめた「『江』をめぐる旅。」上野樹里を長浜方面まで連れ出しての企画です。
肝心の日本発見は、いくつかの場所をその地の名物を紹介するHanakoのパターンです。どんなところが取り上げられているかというと、例えば、「益子×うつわ」「金沢×和菓子」「京都×お茶」「越前×蟹」と、まあ、ありきたりなところを取り上げてますね。新しい発見というわけではなし。なかには「仙台・松島×史跡」なんてのもあって、「仙台って史跡が有名だったんだ」といまさら教えられる内容もあります。
Hanako、相変わらず情報のカタログ雑誌なんですね。このスタイルでずっと生き残っているのって、ある意味すばらしい。一定の読者を維持しているわけですから、このカタログ雑誌という方法はいまでも価値があるものなんでしょう。でもなあ、マガジンハウスはこんな雑誌作ってたら駄目だよね。もっと先をいかなくちゃ。
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2011/01/16
マスコミで報道される大学生の就職活動の状況をみていると、自分が就職したときとは変わってしまったのだな、と感じます。まあ、当然のことなのですが、いつのころからいわゆる就活(こんな言葉も昔はなかった)が早い時期に行われるようになってしまったのでしょう。
先日、日本経団連が、会社説明会の開始を2カ月遅らせ、大学3年の12月にするよう企業に求めることを決めました。このニュースをきいて、いままでは3年の9月だったんだ、と今更ながらに驚きました。大学の先生が3年の秋以降、学生は使い物にならない、と嘆いていたのを思い出しました。大学の学部であれば、3年から専門課程で、勉強が本格化するはだれでもわかる事実。なんで3年の9月に会社説明会なんてやっているんだろう。
私のときは(もう30年以上前ですが)、就職活動解禁は4年生の10月でした。10月1日に一斉に面接がスタート。当時はエントリーシートなんてないですから、履歴書もっていきなり面接です。当時人気ナンバーワン企業だった東京海上に列をなすシーンがテレビで報道されていました。
日本経団連の今回の対応については、日経新聞の今日の社説にはこうありました。
「大学新卒者の採用活動について日本経団連が新たな指針を決めた。しかし学生が就職活動に時間をとられ、勉学がおろそかになりがちな現状を変えるほどではない。早すぎ、長すぎる「就活」の改善策を企業はもっと抜本的に考えてほしい」
その通りです。こんなところも、日本を駄目にしている原因があるのではないでしょうか。
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2011/01/15
今日の日経新聞文化欄にこんなタイトルの記事がありました。<展覧会だけでなく… 美術館、地域の「実験場」 多様な人材 アートで結ぶ > 。美術館が地域のアートへの様々な試みへの実験の場になっている取り組みを商会する記事です。
「展覧会の開催や作品の研究ばかりが美術館の仕事ではない。地域や異分野の人的資源を結びつけ、多様な実験や研究を実現するセンターとしての役割が問われている。求められる美術館を目指し、各地で始まった試みを追った」
とあります。
記事では、3つの事例画商海佐入れています。水戸芸術館の「大友良英 アンサンブルズ2010―共振」展の企画関連公募企画「音のあるまち」での取り組み。地元の団体「MeToo推進室」が関わって展示室の外でのイベントが行われています。
また、東京都現代美術館で開催中の「東京アートミーティング トランスフォーメーション」展は、長谷川祐子事業企画課長と多摩美術大学芸術人類学研究所の中沢新一所長の共同企画。長谷川さん、学芸員として有名な方ですが、自らの名前を出しての企画展は珍しいのでは。「東京アートミーティング」は、現代アートと他の専門領域の出合いがアートの可能性を広げるという発想を込めた言葉、だそうでなかなか面白うそうです。
富山県立近代美術館は、小中学校や高校の生徒が自分たちで内容を企画して発表するという「みんなのアート・ミュージアム」展を毎年開催していて、今年で4回目。記事にある生徒の作品は、いいですね。新校舎建築で取り壊される古い校舎をイメージしたインスタレーションです。
記事で取り上げている地域におけるアート実験場という活動は、特にいま始まったわけではないですね。少なくない美術館でこのような展覧会の枠をはみ出た活動は行われていると思います。この流れが近年特に強まってきた、ということではないでしょうか。ミュージアムの現場は、どこも試行錯誤していて、まだまだ発展しそうです。
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2011/01/14
昨日は江古田方面に用事があって、久しぶりに遠出してきました(なにせ、最近大学以外、まったく出掛けてません)。この町相変わらず学生街の雰囲気を漂わせています。ちょうど昼頃だったので、かなり以前に入った店にはいってみました。
「キッチン太郎」という店です。いわゆる洋風の定食屋で、いろいろメニューがあります。揚げ物、焼き肉、ハンバーグ、オムレツなどを組み合わせで頼めます。例えば海老フライとかにクリームコロッケとか、焼き肉と鶏唐揚げとか。メニューみてると、ほんと迷ってしまうほど、沢山のチョイスがあります。
決して広くない店内は、けっこう年季がはいっています。でも、なんか楽しい店です。こんな店が、地元にもあればいいのにと思いました。しばらく来ることはないだろうな。ちょっと残念。
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2011/01/13
週刊ダイヤモンドの今週号は「新聞・テレビ勝者なき消耗戦」が特集です。厳しそうな風評がきこえる(?)テレビ、新聞の現状が報告されています。予想した通りではありますが、まあひどいものです。記事のタイトルをあげてみるのがわかりやすいので、紹介します。
「崖っぷちでもがく二大メディア」、「追い込まれるテレビの瀬戸際」、「通信IT『新参者』の逆襲」の3本の記事で校正されています。要は古い新聞、テレビの2大メディアがかなりまずくなって、IT企業がそこに攻め入っているという構図です。乱暴に言うと、新聞では電子版へのいつ対応していくかということ、テレビではネット配信への展開をどのように成功させるかということだと理解しました。
まあ、私としては新聞もテレビも、多くの時間を割かなくなりました。特に民放テレビはほとんど見ません。でもそれに変わるメディアはなんなのでしょう。ネット? ネットにあるニュースはマスコミから配信されたものが大半です。
もうマスコミュニケーションは存在してゆくことが難しいのでしょうか。そんなことはないと思うのですが。この国ではまだまだマスコミは生き残っていくのでは、と古い考えにとらわれている私です。
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2011/01/12
年が変わって10日余り。大学の研究のためカレンダーを買いに行けないほどの忙しさで過ぎてしまいました。手帳も無職ゆえ会社のものもありません。それにIPhone+Outlookのデジタル管理だし、おまけに大学は4月始まりサイクルなので、今は手帳を新しくする必要ない、と思ってました。
でも、新年には新しい手帳欲しいなと衝動的に思い始め、昨日大学の授業が終わったあと、渋谷のロフトに寄ってみました。もう1月も11日だし、手帳売り場も縮小してるだろう、なんて思いながらいったら、そんなことはあらず。広い売り場にお客もいっぱい。私と同じこと考えてる人、少なくないんだね。
手帳の種類、ほんと沢山あります。ビジネスマンでもないし、学生でもなくなりかけてるし、迷っていてもきりがありません。いいのを見つけました。「ほぼ日手帳 WEEKS 2011」というもの。ほぼ日手帳というのは、有名らしく既に完売。WEEKSというのは、今年からでたビジネス仕様らしいです。シンプルな感じです。
買った真の理由は、1890円が1000円になっていたからです。ほぼ半額。これはお買い得。渋谷のロフトです。まだ在庫いっぱいあります。作り過ぎちゃったのかな。1000円は安いです。ラッキーでした。
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2011/01/11
修士論文の仕上げにかかるこの時期、用意しておかなければいけないものがあります。先日書いた綴込表紙もそうですが、それ以外にも必要なものが。いちばん大事なのは、プリンター用品。用紙やインクですね。特に用紙は大量に使います。推敲するのに、画面では駄目なので、プリントアウト。両面で印刷しても、50枚くらいになります。
用紙のストックがちょっと心細くなったので、いつものところに買いにいきました。ところが、なんと閉店。そこは東急ストアにある文具コーナーなんですが、かなろのスペースがあり、重宝してました。OA消耗品もしっかり揃ってたし。どうやら、東急のカルチャースクールになるようで、売り場がつぶされたようです。
それなりに売り場がある文房具店、少なくなりました。ちょっとした文房具を買える店が、地元はなくなってしまいました。わざわざ、伊東屋とか東急ハンズにいくのも大変だし。困ります。カウネットとか使うしても、まとまって買わないと送料かかるし。
結局、送料無料のアマゾンに頼むことになってしまいました。最近はなんでもアマゾンになってる。これもどうかなという感じです。
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2011/01/10
大学の勉強に欠かせないのが電子辞書です。いま使っているのは、セイコーインスツルのもの。ちょっと高い機種ですが、英語の辞書がたくさん入っている「英語プロモデル」というやつ。英語、そこまで上達してないんですけどね。
セイコーシンシツル電子辞書の特長にパソコン連携機能があります。PASORAMAなるソフトをインストールすると、電子辞書とパソコンをつなげてパソコンから辞書が使えます。パソコンのキーボードから検索するワードを打ち込めます。パソコン側に表示された語義などコピー&ペーストができたり、漢字で打ち込んで検索が楽になったりと、便利です。
しかしこのソフトが、長らく64ビット版に対応していませんでした。Windows 7に一昨年暮れから相次いでパソコンを買い換えたため、このPASORAMAが使えなくなってしまいました。いまどき、32ビット版だけ対応なんてあり得ない、と思ってましたが、なかなか64ビット版がでてきません。それから1年あまりが過ぎ・・・・・・、昨日製品のウエブサイトにいってみたら、64ビット版が配布されているではありませんか。
早速、インストールして(これがなかなかうまくいかない)、やっとPASORAMAが使えるようになりました。やっぱり便利。でも、もうすぐ大学の授業終わってしまうんだよな。ちょっと残念。
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2011/01/09
冬休みも終わり、6日から大学の授業が始まりました。学部生はこれから試験なので、図書館は珍しく混んでいます。こちらも修士論文の提出まであと1週間ほどしかありません。提出に必要なものを買わねばいけません。売店にいったら、ここも混雑です。必要なものとは、論文を綴じ込む表紙です。大学から「黒表紙」と指定されています。
現物はこれ。
ずいぶん昔からあるものですね。先生が出席簿とか綴じ込んでいましたね(いつの話だ)。正式な商品名は「コクヨ ツ-7 綴込表紙A A4縦」といいます(笑)。一部、360円くらいしました。この綴込表紙、作っているのコクヨだけかと思ったら、いろんなメーカー がつくっていました。需要があるんですね。
武蔵美のときは、論文の綴じ方に指定がなかったのでふつうの紙ファイルに綴じたのですが、青学は厳密に決められています。いまどきなんだから、データで提出でもいいのでは、と思いませんか。プリントする手間と費用、けっこうかかります。
不平不満をいっても仕方ない。論文仕上げなくてはいけません。
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2011/01/08
朝日新聞夕刊で連載されている「メディア激変」、新年から昨年の電子書籍元年を振り返り、「電子書籍元年、その後」が掲載されています。昨日は、作家村上龍の電子書籍の制作・販売会社「G2010」の話題。
この「G2010」は村上龍が、ITベンチャーのグリオと組んで会社を設立したものです。そこには出版社が介在しないことが話題になりました。村上は
「「出版社は紙の本を作るプロであって、電子書籍を作るプロは非常に少ない」
とまで言っています。そうなのかな。
ちなみに、朝日新聞には村上の小説「うたうクジラ」電子版の売り上げ配分が公開されています。
「『歌うクジラ』の電子版はアイパッド向けに1500円(税込み)で発売。昨秋、講談社から出版された紙の本の半額以下だ。売り上げの30%はアップル社の手数料。残りを村上さん、グリオ、坂本さんで配分する。制作実費150万円を回収する前は、3者の割合はそれぞれ20%、40%、10%。回収後は同40%、20%、10%と著者に手厚くしたという」
坂本さんとか電子版での音楽、映像などを担当した坂本龍一のこと。確かにテキストだけでなく、音楽、映像がつくと電子版の強みになり、作るためのプロが必要になるでしょう。
このG2010からは村上の他、瀬戸内寂聴の小説、よしもとばななのエッセーも出しています。しかし、現在のところNTTdocomoのアンドロイドスマートフォンのみが配信されています。電子書籍の課題はここでしょうね。様々なフォーマット、ハードウエア’(電子書籍端末)があるので、そのすべてには対応が難しいのが現実。まずここを解決しないと、電子書籍の本格普及は難しそうです。
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2011/01/07
昨日の夕刊各紙で報じられていますが、アメリカで6日に開幕する「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」の話題は、各社から発表されたタブレットPCです。日経の記事によれば、
「パナソニックや韓国のLG電子などが年内に新製品を発売、格安テレビの米ビジオ(カリフォルニア州)や台湾のアスースなども製品投入を決めた。タブレット端末は米アップルが2010年春に発売した「(アイパッド)」で人気に火が付き、11年は本格的な普及の元年となりそうだ」(日経新聞電子版 1/6)
とあります。
特に注目されるのパナソニック。アンドロイドを搭載したビエラタブレットを年内に発売。4、7、10インチの3種類を揃えるそう。ガラパゴスもアメリカで発売する予定らしいし、成長するマーケットのようです。記事には
「米調査会社のガートナーは世界全体の販売台数が09年の1949万台から12年には1億5415万台まで増えると予想。市場規模はパソコンの3分の1程度の規模まで拡大するとみられている」
ほんとにここまで拡大するんでしょうか。タブレットPCでやれることは、スマートフォンでほとんどできる気がします。ノートパソコンほどの機能性があればいいのでしょうが、現在のタブレットPCにはそこまでの力はありません。タブレットPCが広がるかどうかは、今後の機能面での進化次第ではないでしょうか。
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2011/01/06
昨日の朝日新聞夕刊に京都造形芸術大学通信教育学部の広告が載っていました。数日前には折り込み広告も入っていて、この大学らしい広告戦略です。新聞広告のコピーはこうです。
「テレビを消して、芸大生になろう。18歳-91歳。芸術と通信する、社会人がいる」
うまいコピーですね。素人なら(?)、つい入りたくなるところです。京都造形芸術大学の通信は、武蔵美にはない写真、文芸、歴史遺産などのコースがあり、これは魅力的です。
武蔵美でも、京都造形芸術大学でも、通信制の大学は自分の意志だけが頼りです。そこが通学制の大学と違うところ。入学しても卒業できるのは、たぶん3分の1か4分の1くらいではないでしょうか。学費の絶対金額はそんなに高くはないですが、その元を取るのはかなり大変だな、というのが体験的実感です。
社会人が学び続けることはかなり大変です。でも、少しでも多くの人が芸術を学んでくれるといいな、と広告をみながら思ったりもしました。勉強というのは楽しいものですからね。
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2011/01/05
先月発売されたシャープの電子書籍端末・GALAPAGOS(ガラパゴス)を手に入れて3週間ほど経ちました。買ったのは10.8インチの大きい方です。使ってみての感想は、機能面でまだまだ未完成という感じです。シャープではこのGALAPAGOSを電子書籍とは呼ばずに、「メディアタブレット」というネーミングにしています。いわゆるタブレットPCとして位置付けられています。
手に入れる前は、iPad並の使い勝手を期待していたのですが、そのレベルには達していません。確かシャープとしては、iPadをターゲットに開発しているはずですが、まだまだライバルにはほど遠い感じ。電子書籍端末としての機能もレベルが高くないのですが(このことはおいおい書きます)、タブレットPCとしての機能は充分ではありません。付属のブラウザーが中途半端なもので、閲覧が快適とはいえません。またTwitterの専用ソフト「twtt.SH」があるのですが、これも使いにくい。スクロールしようとすると、すぐ「ロード中」って表示になります。
世の中のタブレットPCってこんなものなんでしょうかね。GALAPAGOSのキャッチフレーズは「進化するGALAPAGOS」です。まだまだ進化して欲しいところがたくさんあるガラパゴスくんです。
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2011/01/04
いや、正直驚きましたよ。箱根駅伝で青山学院シード権獲得です。昨日の記事で厳しそうなんて書いてあきらめてたんですが。往路16位から総合9位までに順位を上げたのは、すごい。「早稲田はまだトップかな」とテレビをつけたら、なんと青学10位になってます。びっくりしました。
10区のゴール前の5チームでのデッドヒート、すごかったですね。1チームだけシード権落とす壮絶な闘い。國學院なんか、コース間違えて10位だし。ほんとドラマのようなレースでした。
駅伝ってこれがあるから、面白いんでしょうね。最後のランナーがゴールするまでわからない。ほんと、最後まであきらめてはいけませんね。
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2011/01/03
今年も箱根駅伝が始まりました。いつの頃からか、この駅伝が人気の大イベントになってしまいました。テレビ中継みていると、沿道にも多くの観客がいます。公式ウエブサイトも人気のせいか、なかなか開きません。はるか昔ですが、父親が正月に酒を呑みながらみていたころは、そんな人気イベントではなかったのでは。
往路では東洋大学が大会新記録で優勝。やはり5区の柏原はすごいですね。順位をみると、山梨学院、日大が10位以下と苦戦です。出場している大学をみると、かつては常連だった学校がいないのに気付きます。順天堂大学、大東文化大学がでてません。順天堂なんて、いつも上位にいた記憶があるんですが、どうしちゃたんだろう。
さて、今の母校である青山学院大学は往路16位。昨年は確か9位だったので、かなり苦戦です。昨年の年末に大学で壮行会をやっていたのに出くわしました。そのとき「目標は優勝、といいたいところですが、現実的ではないので3位が目標」と宣言してたんですが・・・・・・。シード権確保もちょっと厳しそうです。
なぜか見入ってしまう箱根駅伝。早稲田は優勝するでしょうか。
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2011/01/02
元旦の朝日新聞、さすがに正月とあってほどほどのボリュームがある紙面です。前もって作られていた記事が多いため、あまり真剣には読む気にはなりません。ちょっと面白いのは、3D紙面です。本紙とは別に付いている第5部が3Dです。
年末に新聞と一緒に配られた3Dメガネを使って見ます。これ子供の頃の雑誌についてた付録みたいな簡便なものですよ。我が家は律儀にとってありましたが、多くの人は捨てちゃっているのでは。
さて、この3Dメガネをかけてみると、確かに飛び出してみえます。記事だけでなく、広告も飛び出ます。この3D、どのような方式なんでしょう。メガネをかけないでも、ちゃんとみえるし、メガネをすると3Dだし。どんな方式なんでしょう。
昨年は「3D元年」と言われたんですが、どれほど広がったのでしょうか。私があまり関心がないせいか、あまり盛り上がってない感があるんですが。映画は3Dは広がっているようでうが、TVとかはどうなんでしょう。今年は、地デジ元年なので、3Dも盛り上がるんでしょうか。
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2011/01/01
新年明けましておめでとうございます。このブログでははや7回目の新年です。
今年の元旦は、昨年と同じくご近所の初日の出スポットにいってきました。日の出の時間には、人が沢山いました。そのあと、初詣にもいってきましたよ。
今年はいいことあるかなあ。皆様にとって、今年がいい年でありますようにお祈りします。
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