シンポジウム:デジタル時代の文字・活字文化
仕事をしていないので、平日の昼間にイベント、シンポジウムに行くことができます。先週は企業メセナ協議会のシンポジウムにいきましたが、昨日は、「デジタル時代の文字・活字文化」というのに出掛けてきました。このシンポジウム、財団法人文字・活字文化推進機構 という堅い名前の団体と日経新聞が主催です。場所は当然、大手町の日経ホール。
シンポジウムは、この財団の会長・ 福原義春さんの挨拶があり(この方、企業メセナでも確か会長だったです)、そのあと基調講演がありました。講演者は角川の角川歴彦さん。テーマはソーシャルメディアや電子書籍のお話、よく整理されていて、わかりやすかった。
このあと、パネル討論。パネリストは、パネリスト鈴木幸一 (株式会社インターネットイニシアティブ代表取締役社長)、島田雅彦 (作家、 法政大学教授)、岡田直敏 (日本経済新聞社常務取締役)の各氏にコーディネーターが中村伊知哉氏さん(慶應義塾大学教授)。内容は、パネル討論とうより、各人が自説を披露するって感じです。日経新聞の人は、3分の1くらい日経新聞電子版の宣伝だったしね。このメンバーがどのようなわけで集められたのかは分かりませんが、もう少し討論して欲しかったところ。
このシンポジウム、当然電子書籍元年の流れで企画されたものでしょうが、もう少し突っ込んで欲しかったと思います。しかし「文字・活字文化推進機構」ってなんかいいですね、名前が。本好き、活字好きにはひかれるものがあります(笑)。
| 固定リンク | 0
コメント