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2010/12/11

カンディンスキーを堪能する

 好きな画家のひとり、ヴァシリー・カンディンスキーの作品がまとまって見られるという「カンディンスキーと青騎士展」にいってきました。場所は三菱一号館美術館。ここ開館まえには見学させてもらいましたが、美術館がオープンしてからは、なんと初めてです。
 カンディンスキーを中心として展開された芸術運動「青騎士」は美術史で昔習いました。この展覧会、ミュンヘン市立のレンバッハハウス美術館の所蔵する青騎士コレクションを展示しています。これは美術館が改装のためで、カンディンスキーなどの作品がごそっと日本にきているわけです。
 美術史的に言えば、抽象絵画を創始した1人が、カンディンスキーだと言われているようです。確か、1910年頃でしょうか。本展では、この年を跨ぐ1901年から1913年までのカンディンスキー作品がみられます。特に興味深くかったのはまだ具象画を描いていた時期の作品。この時期の作品は宮城県美術館の「商人たちの到着」の黒い背景の印象が強く、明るいイメージがありませんでした。
 しかし、本展では色鮮やかな具象画がいくつもあり、少し驚き、大いに感動しながら、絵を楽しみました。カンディンスキーにとっては珍しい肖像画もあります。ただ少し残念なのは、幾何学的な絵画を描いた作品がなかったことですが、あれもこれも望んでもいけません。
 これだけカンディンスキーと青騎士たちの作品がまとまってみられる機会はそうありません。おすすめです。

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