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2010/10/19

本はあっという間に絶版になる

 昨日の「クローズアップ現代」では電子書籍の特集をしていました。いよいよNHKもメインな番組で取り上げましたね。番組では本の電子化の利点として、これまで商業ベースにのらなかった絶版本を復活させるビジネスを取り上げていました。確かに絶版本が電子化によって読めるのは、読者にとって嬉しいことです。
 今の書籍市場での問題の一つに、新刊本が多すぎることが指摘されています。2009年の新刊本の点数は約
7万8500。驚くべき数です。これだけの新刊が出ることによって、ちょっと前の新刊はどこかに行ってしまいます。本はあるときに買っておけ、とはある意味名言ですね、
 Aika 少し前に、2年ほど積ん読にっていた曾野綾子の『観月観世』を読みました。この本がすごく良くて、同じく積ん読になっている曽野作品を読もうと思い立ちました。単行本の『哀歌』を5年ほど前に買って、少しだけ読んでとまっているのを思い出し、まずはこれだなと決心。しかし、単行本を持ち歩くのはちょっと大変と、贅沢にも文庫本を買うことにしました(曽野作品は私が生涯お付き合いするものですから、許してください)。
 アマゾンで『哀歌』(上下巻)の文庫版(新潮文庫)を買おうとしたら、在庫なしです。ネットで調べてみると、どうやら絶版のようです。文庫版は2006年の発刊なのですが、もう絶版。新潮文庫なのに。
 電子書籍では絶版ということは起こりにくいとは想像しますが、私にとっての曽野作品はやはり紙の本で持っていたいです。結局、この文庫本はアマゾンのマーケットプレイスで購入しましたが、残念ながら中古です。ちょっと寂しい気持ちです。

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受信: 2010/10/19 18:23

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受信: 2010/10/20 21:11

コメント

kaonoiさん
こんにちは。ご無沙汰しています。
おしゃるとおり、電子書籍が普及して便利なのは、本屋で買えない本が買えるということです。海外でも感じておられると思いますが、日本に地方とかではホントに本が買えません。この点では、電子の良さがあと思います。

投稿: 自由なランナー | 2010/10/21 08:07

あれ、

>発行数はどんどん減っているのだ
→ 発行数はどんどん減っているので

と、訂正お願いします  (^^;

投稿: kaonoi | 2010/10/19 10:50

シンガポールのkaonoiです
実は数年書店員をやっていました
親会社が始めたため担当させられたのが真相ですが (笑)

ちょうど宮沢りえの写真集が出た頃で
弱小書店には予約しても回ってきません
新刊本の種類は増えていますが、発行数はどんどん減っているので
多くの書籍が求めている人の目に届かないと思います

そういう意味では電子書籍は非常に期待が持てますね
ネット弱者という壁もあるんですが 物理的な製本がいらないと言うことは
金のない出版社にも一様にチャンスがあるともいえます

オプションでPDF出版とかもあれば良いのでは?

投稿: kaonoi | 2010/10/19 10:48

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