美術品国家補償制度の制定へ
昨日の朝日新聞社会面に報道されていた記事「美術品被害 国が補償へ」。記事によれば、文化庁は 美術館や博物館が、展覧会のために海外などから借りた絵画や彫刻などの美術品が破損や盗難にあった際、国が補償する制度を作る方針を固めたとのこと。
これは美術品国家補償制度とされている制度で、外国ですでに導入している国が多いのが実態です。G8で未導入の国はロシアと日本だけで、美術関係者からは導入が強く要望されていた制度です。
記事によれば、「補償制度は、50億円以上の損害を補償対象とし、損害の一部を国が肩代わりする。国の負担は950億円を上限とする方向」とのこと。これがどれほど金額的にどれほど充分なのかはわからないのですが、具体的な金額が提示されていることから、実現度は高そうです。
文化先進国とはいえない日本、このようなことから少しは前進して欲しいところです。
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