森山大道が語る路上スナップの極意
写真家・森山大道は写真をどのような方法論でとっているのか。これまでも「昼の学校 夜の学校」などで、自身の写真への取り組みを語っています。光文社新書の新刊「路上スナップのすすめ」では、森山の写真で中心的な表現ともいえる路上スナップをテーマにして、どのような考え方、やり方で森山が写真をとっているかを語った一冊です。
本書は、森山大道の撮影に、森山の写真集をプロデュースしている仲本剛が同行しながら、文章にまとめられています。森山の写真と仲本の文章で構成されているドキュメンタリー風写真術とでも言えばいいのでしょうか。ちなみに仲本は1968年生まれで森山より30歳年下です。
「砂町」「佃島」「銀座」「羽田」「国道」の5つの章でで構成され、このうち「銀座」「羽田」はデジタルカメラでの写真です。
森山の写真を、新書に収める、という作業は大胆なことだとも思いますが、それは成功していると思います。新たな森山写真の魅力を知ることができました。楽しい一冊です。

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