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2010/07/08

「編集者の仕事」という本

 電子出版が普及しはじめ、先日も紹介したセルフパブリッシングなるものが広がるとすると、本を作ることにとって「編集者」とはどんな役割を持つべきなのかが問われてるようです。新潮新書の新刊『編集者の仕事』(柴田光滋著)は、電子書籍元年といわれる今、本を作る職人の思いが込められているような一冊です。
 本のサブタイルには「本の魂は細部に宿る」とあり、そして帯には「『いい本』はどこが違うのか 四十余年の経験から語り尽くす『紙の本の魅力』」ともあります。著者の柴田光滋氏は、1944年生まれ。新潮社で長らく書籍の編集者をつとめました。その柴田さんが「電子書籍にはない職人技に迫る」(帯より)ます。
 Hensyusya_no_sigoto この本を読むと、書籍の編集はまさに職人芸で、専門職。本の内容はもちろんいちばん重要ですが、それと同じように本というものを作ることへのこだわりが凄いです。文章を表現する活字への配慮から本の装幀まで、どれも細やかな作業がなされていることがわかります。
 電子書籍では絶対できない本というものの存在感。本とはなんなのか、を考えさせられる一冊。おすすめです。

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