電子書籍市場2014年に1300億円
今日の日経新聞によれば、情報端末で読める電子書籍の国内市場(販売額ベース)は、2014年度に1300億円を超える見通しだとか(インプレスR&Dの調査)。そもそも電子書籍の現在の市場規模はどれくらいなのでしょう。2009年度の実績574億円と推計。このうち、うち携帯電話向けは513億円、パソコン向けは55億円。現在は大半が携帯電話向けで、マンガ、小説が多いようです。
これからはiPadやスマートフォン向けの電子書籍が増え、記事によれば「09年度の6億円から11年度に約60億円、14年度に600億円以上に急増すると予測している」とあります。5年間で6億円から600億円と10倍になるとの予測です。急成長ですね。
2014年に1300億円というのは、大きいのでしょうか。紙の本の市場規模は、縮小していながら2009年では、2兆円弱です。約2兆円に対して、1300億円は15%ほど。こう考えると、意外と大きくない。2014年には、おそらくkindleの日本版は市場に登場しているでしょう。ソニーのreaderも販売されているはずです。それだけの電子書籍端末があって、1300億円という市場規模予想がちょっと少ない感があります。これほどなら、「電子書籍元年」と大騒ぎすることもないような気がしますね。
予測はあくまで予測です。さて、5年後の電子書籍市場はどうねっているのやら。
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