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2010/06/13

新潟市美術館が休館

 昨日の朝日新聞文化欄に掲載された記事「地域への貢献 葛藤続く 展示品にカビ 新潟市美術館が休館」にはいささか驚きました。新潟市美術館のWEBをみると、6月7日から8月31日まで休館のお知らせがでています。市立の美術館がこれだけの長い期間休館とは異例です。
 新潟市美術館では今年4月から開催が予定されていた「奈良の古寺と仏像―會津八一のうたにのせて―」展が、会場を急遽、新潟県立近代美術館に変更される事態がありました。これは
「市美術館では昨年7月にカビ、今年2月にはクモなどが発生。文化庁は今月8日、管理体制に不備があるとして、国宝と重要文化財の貸し出しを許可しないと新潟市に伝えていた」(3月16日 日経新聞電子版より)
 という理由です。
 この「事件」を機に、館長の北川フラムさんが更迭されるなど混乱した状況になっていたようです。朝日新聞の記事によれば、この騒動を受けて新潟市が4月に設けた「市美術館の評価及び改革に関する委員会」の議論を踏まえ決まったとのこと。この委員会から、すきま風が入り込む非常口など施設の不備や、収蔵品のずさん管理などが指摘されました。
 記事によれば、北川フラムさんが館長に就いた2007年以降、美術館に長年在籍した学芸員3人が次々と異動するなど、外部からも批判される事態になっていました、昨夏には「新潟市美術館を考える会」が結成されるなど、事態はかなり深刻化していたようです。
 詳しい状況は当事者しかわからないのですが、美術館運営の不透明さが露見した事件ではないでしょうか。公立のミュージアムで外部評価を行っているところはほんの一部です。美術館運営とはどうすればいいのか、を問い直さねばいけません。

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