小椋佳コンサート、「邂逅」
小椋佳さんがファーストアルバム『青春~砂漠の少年~』をリリースしたのは1971年1月。それから40年間に渡って歌づくりを続けてきました。小椋さんは40年目の今年、コンサートツアーを行っていて、その皮切りは1月のNHKホール。その模様がテレビで放映されていて、生のコンサートが見たくなり、昨日、神奈川県民ホールでの公演に行ってきました。神奈川県民ホール久しぶりです。昔、ジャニス・イアン、シャーリー・バッシーのコンサートに行きました(古い)。
小椋佳のファンも年月を重ねています。私より年下の人を探すのは難しく、年上の人はかなりいらっしゃるようです。前の席にいた二人のおばさまは携帯をマナーモードにしていたとこが目に入ったのですが、字が大きい高齢者用です(苦笑)。そうですよね、小椋佳さんが66歳。ファンも高齢化するのは当然です。梅沢富美男、美空ひばり、五木ひろしなどに曲を提供しているので、その線からのファンも少なくないのでしょう。
小椋さんのコンサートはいつ以来だろう。ひょっとすると30年ほど前に福岡で見た時以来でしょうか。コンサートは途中休憩を挟みながら、2部構成で3時間15分ほどの長い熱演でした。2部では、歌綴りと表現された45分ほどの歌物語が演じられました。小椋さんがナレーションと歌をつとめ、バンドメンバーが役を演じる短い物語です。短いながらも、歌と物語が織りなす世界には惹きつけられます。
会場は満員の観客で埋まっていました。小椋さんは自分にとっての新しいことをすることを「挑み」と表現しています。66歳になっても、いまだ挑み続ける姿勢には、ただただ感心するばかり。とてもすてきなコンサートでした。
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