原美術館でみるヤン・フードン
休日出勤したついでに、会社から歩いていける原美術館に行ってきました。ふとn思いついたので、原美術館そのものが目的で、そこでどんな企画展をやっているのか知らずに行ってしまうという無謀さです。
今、原美術館では「ヤン・フードン 将軍的微笑」が開催されています。ヤン・フードンという作家の名前は、知りませんでした。1971年、北京生まれの映像作家です。まったくの予備知識なく見たのですが、なかなか刺激的な映像作品で、印象に残りました。
特に興味深かったのは「将軍の微笑」。展示スペースには白い布をかけられた大きなテーブルが置かれ、
そこに4台のプロジェクターでテーブル上の料理が映されます。更に、テーブルの上には大型ディスプレイが置かれ、そこにも映像が映されています。また、2台のプロジェクターでスクリーンにも映像が投影されます。ディスプレイ装置を駆使した不思議な映像世界をつくりだしています。
この他に、35ミリフィルムでの映像作品が2点。いくつもの大型ディスプレイを縦置きしてのビデオインスタレーションがあります。フィルム作品は私にはちょっと難解でした。
新たな映像作家に出会えました。やはり、原美術館のレベルは高いです。
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