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2010/04/07

kindleとiPadの妙な関係

 巷のニュースでは、アメリカでiPadの販売台数が、初日に30万台を超えたとアップルが発表。この30万という数字が多いのか、少ないのちょっと判断できないのですが、発売がこれほど注目される商品も珍しいです。初日にiPad経由でダウンロードされた電子書籍は25万冊。電子書籍リーダーとしての機能を大きな特徴とするiPadは、果たしてどれほど電子書籍に適しているのでしょう。
 ニュースで報じられましたが、アマゾンはiPadでキンドルの電子書籍を読むためのソフトを無料配布していることはちょっと驚きです。アマゾンとアップルは、電子書籍ではライバル関係にあるはずですが、iPadでアマゾンの書籍を読めるようにするとは、これは提携です。iPad用にアップルが提供しているの電子書籍は6万冊。かたやアマゾンは45万冊。iPadを買ってもそんな多くの本を読めないところだったのですが、アマゾンはiPadユーザーに味方しているわけですね。
 ハードウエアとしてのkindleとiPadの購買層が重ならないと、アマゾンは読んでいるのようです。iPadユーザーがアマゾンの電子書籍をダウンロードしてくれればいい、と判断したのですね。アマゾンという企業、驚くべき柔軟性を持っているのかもしれません。

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