慶應義塾の修士論文発表会
昨日、三田の慶應義塾大学で「大学院アート・マネジメント分野 修士論文発表会」に参加してきました。慶應義塾大学では、文学研究科美学美術史学専攻に社会人対象のアートマネジメント分野(修士課程)が2005年に設置されました。そこに所属する修士2年の方が修士論文の内容を発表するものです。
発表されたのは全部で7人。そのうちお二人は留学生です。一人30分の持ち時間で、論文の内容を発表し、そのあと質疑応答です。その内容は7つのテーマのうち6つが美術領域に関するのもので、残りの一つが文化施設の考察です。美術もミュージアム、美術展、アートフェア、そしてアートプロジェクトでのボランティアなどが研究テーマ。それぞれのテーマはどれも興味深く、とても参考になりました。
アートマネジメントの対象領域は広範なものがあります。慶應で研究に力点が置かれている舞踏、音楽などもその対象ですし、舞台、芸能もそうです。今年の修士の方の研究テーマが美術領域が多かったのは、偶然なのか。それとも、アートマネジメントという学問は美術と相性がいいのか。また、この大学院の方向性なのでしょうか。ちょっと考えさせられる発表会でした。
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