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2010/03/18

1年制修士課程とは

 一昨日だったでしょうか、桑田真澄さんが早大の総代(洒落か)で大学院を卒業されるという記事がネットで配信されました。総代ですからね、きっとすごいのでしょう(?)。ここで、ちょっとひっかかったのは、桑田さんが学んでいた「スポーツ科学研究科・修士課程1年制」というところ。修士課程は通常、2年ですから1年制というのは珍しいです。調べてみると、早大以外にもいくつかあるんですね。
 2年かけるところを1年で終わるわけですから、さぞ大変ではないかと思いましたが、冷静に考えてみれば修士課程は修了に必要な単位が多くはありません。桑田さんの終了した早稲田の大学院は、終了に必要な単位は30単位とリサーチペーパー、研究指導の合格となっています。この「リサーチペーパー」とは何でしょう。浅学にも知らなかったのですが、修士論文より軽めの研究論文といったところでしょうか。ともあれ、1年で30単位+論文というのは、どのくらいの負担なのでしょう。
 私が通っている青山学院の修士課程の必要単位は、2年間で計36単位。これには論文指導と論文合格による単位が含まれます。単位数では楽そうですが、社会人大学院ということを勘案するとそうでもありません。ネットでの報道によれば桑田さんの取得した単位は、必要な30単位を大きく上回って45単位。その成績は大半が最上級の「A+」および「A」評価で、「B」は2つだけだそうです。よく勉強されたんですね。ちなみ、私の修士1年で取得した単位は28。Bは一つもありません(自慢ですかね)。
 でも、修士1年制というのは、いいですね。次のステップに進むのが早いわけですから。大学院もいろんなコースがあるものだと、認識を新たにしました。

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