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2010/02/17

小椋佳、40年の「邂逅」

 先日、リリースされた小椋佳の新しいアルバム『邂逅』をききました。2006年夏に発表された『未熟の晩鐘』以来のオリジナルアルバムです。小椋佳が最初のアルバム『青春~砂漠の少年』を発表したのが1971年1月。それから40年目の新作というわけです。
 小椋佳40年の歌手としてのキャリアで39年ファンである私ですが(大変失礼なことですが)、シンガー、作詞家、作曲家としてここまで活動を続けられるとは思っていませんでした。銀行員との二足のわらじを履いていた時代。退職して東大に再入学。また、胃がんの手術。自分にこれだけのことが起きたら、とてもやっていけないほどの半生を過ごしながら、まだなお創作活動に注力している小椋佳。すごいです。

Kaikou

 小椋佳は、多くの曲を自作していますが、時に作曲は他のアーティストに委ねてきました。前作『未熟の晩鐘』ではほとんどの曲が小椋の作詞、作曲でしたが、この新作『邂逅』では半分ほどの曲が他の人の手になるものです。その中でも、かつて小椋の曲のアレンジで才能を発揮した星勝に作曲や編曲を任せています。また、いくつかの曲では、初期の作品で編曲を担当した小野崎孝輔がストリングスのアレンジを手がけています。
 小椋佳の曲は美しい旋律を持っていますが、時として単調になりことがありました。作曲を他のアーティストに任せることで、曲にいい意味での変化が生まれ、そのために詩がよりいかされています。
『邂逅』はスペシャルエディションというのを買いました。これはオリジナルアルバムに加えて、「しおさいの詩」「シクラメンのかほり」「愛燦燦」など、これまでの代表的な曲を収めたCDが付いた二枚組です。
 40年ほど前の曲と、今の新しい曲。その間には、小椋佳にいろいろなことがあったのでしょうが、作品の清々しさは変わりません。すてきなアルバムです。

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コメント

kokoniさん
こんにちは。情報ありがとうございました。
NHKで放映されたコンサート、録画しました。長いのでまだみていませんが。

投稿: 自由なランナー | 2010/02/18 06:47

先日NHKでコンサートが放送されていました。声もお姿も、昔とお変わりない様子でした。また再放送されるかもしれません。

投稿: kokoni | 2010/02/17 09:22

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