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2010/01/31

建築家・内井昭蔵をみる

 世田谷美術館の設計者である内井昭蔵の回顧展ともいうべき「内井昭蔵の思想と建築 自然の秩序を建築に」展が、世田谷美術館で開催されています。実は、内井昭蔵という建築家を、この展覧会までよく知りませんでした。
 内井昭蔵は、教会の建築を手がけた河村伊蔵が祖父、建築家の内井進という、建築家一家に生まれました。内井は、特に公共施設において多くの作品を残しています。この展覧会で初めて知ったのですが、皇居・吹上御苑の御所(1993年)を設計が内井昭蔵です。また、美術館・博物館の設計が多いことも知りました。世田谷美術館、一宮市博物館、浦添市美術館、石川県七尾美術館、大分市美術館など設計した建物は全国にあります。
「建築の中に自然を回復し、その秩序から生じる装飾を建築に取り込みました。建築が人間にとって親しみやすい存在であることを願い、人間と建築が馴染みあう空間を求めた建築家であったといえましょう」(本展のチラシより)
 と表現されている内井の建築は、外見は重厚さがありながら、中に入ると優しさを感じさせるのではないでしょうか。少なくとも、世田谷美術館は、そうです。
 本展ではいつもは遮光されているガラス窓が開放され、明るい室内での展示となっています。内井昭蔵という建築家の歩みを知る充実した企画です。


ガラス窓から外が見える展示室は、珍しい。
Setagaya_museum

 世田谷美術館の特徴は、外壁にはられたタイル。これを作るために、多くの試作が行われました。そのタイルも展示されています。

Setagaya_museum2


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