学習・科学が休刊
予想はしていましたが、ついにというニュース、学習雑誌の「学習」「科学」が休刊です。先日、小学5年生、6年生が休刊と発表されたとき、いつかはと思ってはいましたが、早くもという感じです。このニュース、NHKの夜7時からのニュースでも報じられたようで、世代によっては大ニュースです。
この「学習」「科学」をどこで買ったかで、世代が分かれます。「学研のおばさん」から買った人は比較的若い世代です。学校で買っていた人(私もその一人)はかなり年配(苦笑)。ほんと、付録の教材楽しみだったですね。
報道によると全盛期は670万部もの部数を誇っていたとか。6学年で12誌ですから、1誌あたり50万部以上だったわけです。「学習」「科学」は本屋で売っていませんでしたが、本屋で販売の小学○年生もあったわけで、これは凄いこと。全盛期とはずれていますが、まだ充分に「学習」「科学」が力があった頃、この出版社で働いていたものとしては、寂しい限りです。
趣味の多様化、少子化、雑誌媒体の訴求力の低下などいくつかの理由が指摘されるのでしょう。出版の行く末を、改めて考えさせてくれる重い事実です。
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コメント
さいのめさん
コメント遅れてすみません。
「学習」「科学」はある時期は、学校の補完機能を果たしていたのかもしれませんね。何せ、校内で販売していたんですから。今じゃ、想像できない世界です。
投稿: 自由なランナー | 2009/12/07 22:55
貧乏だったので、「学習」「科学」を買ってもらえませんでしたが、友だちの家でときどき読んでいました。その友だちはプレハブの飯場に住んでいて、もっと貧しかったのだけれども、その友達の親が子どもに勉強させようとしたんだろうなあ。
復刻になった電子ブロックを子どもに買い与えたことがあるんだけれども、興味を示さなくってね。やっぱり「ビフォー・ゲイツ」「アフター・ゲイツ」でまったく価値観が違ってしまったのだろうなあ。
投稿: さいのめ | 2009/12/04 13:02