ヱビスビールの戦略
スーパーの酒コーナーで「エビス超長期熟成」が安かったので、買ってきました。4本セットで1000円切った値段ですが、普通のビールに比べれば高い。この超長期熟成エビス、今年の6月に限定で販売されていましたが、また登場です。
別な店では、琥珀エビスがありました。これはちょっと前に店頭に並んだものですが、まだ在庫があったのですね。350ml缶が207円と安値(この店はスーパードライが180円です)。
昨日の日経企業欄に「サッポロ、『エビス』販売強化」とタイトルされた記事がありました。それによると、エビスビールの販売を強化し、高級ビール首位の座を奪われたサントリーのザ・プレミアム・モルツを追撃する構えとのこと。キャンペーンの実施や、限定販売で好評だったシルクエビスを定番化するそうです。
シルクエビスが定番になると、エビスビールは全部で4種類(エビス、ブラック、ホップ、シルク)になります。そんにに種類増やしてどうなるんだろう。高級ビールなんだから、せいぜい2種で勝負したほうがいいと思います。品種を増やすことはコスト的にも不利だし。サッポロにいま求められているのは、商品ラインアップの充実より、営業力の強化ではないでしょうか。心配ですよ、サッポロさん。
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コメント
のんべいパパさん
おっしゃる通り、サッポロビールはきちんと販売戦略を考えなければいけません。それに、まず必要なのは「営業力」の強化だと思います。
投稿: | 2009/12/21 23:09
私も新聞で「ヱビス強化」の記事を見て心配になった一人です。サントリーがサッポロを抜いたのは、ヱビスがプレモルに負けたのではなくて、サントリーがまずソフトドリンクで子供の時からすり込みをし、学生になれば安い居酒屋(WやCグループ)でモルツを並べて「ビールってこんなもんだ」と思いこませて、その上に自由にビールを選べる身になったときにプレモルを出してきた、一貫した流れの結果だと思っています。サントリーはプレモルが目立ってはいますが、しっかり居酒屋ではモルツを売り切っています。ターゲットを絞った販売戦略を考えないとサッポロはどんどんじり貧になるんじゃないかという懸念を抱いています…
投稿: のんべパパ | 2009/12/20 15:48