活字の今
『考える人』という雑誌があります。新潮社から発行されている季刊の雑誌です。最新号を書店で見つけて、はじめて買ったのですが、しばらく放置していました。昨日、読んでみました。特集は「活字からウェブへの……。」……でおわるタイトルはどうかと思いますが、古めかしい言葉になってしまった「活字」をタイトルに置き、出版の今を問おうという企画です。
記事の構成は、様々な分野の人が、出版、印刷物について意見を述べる(寄稿する)形になっていますが、企画全体としては、ちょっとぼやっとしている感があります。ただ、企画の冒頭にある糸井重里さんのインタビュー「ここにいることがうれしい」は、かなり読みごたえがありました。今更ながらですが、糸井さん、すごいです。いまもって、時代に先んじています。
特集もさることながら、この『考える人』、かなり楽しめる雑誌です。丸谷才一さんのインタビューもありますし、連載の執筆者には橋本治、山田太一、椎名誠、茂木健一郎、俵万智、大貫妙子など多彩です。季刊にしておくにはもったいない内容です。次号も買うことにします。
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コメント
163さん
ご無沙汰しています。
さすが活字好きですね。ぼやっとした感じがあると書きましたが、この企画はこれだけの人に言いたいこと(書きたいこと)を表現させたところにポイントがあることに気がつきました。ある意味、編集者の意志が見えなくなっている企画ですが、そこがかえって凄いことなのかもしれません。
投稿: 自由なランナー | 2009/11/05 08:09
私もすぐに買いました。
けっこう読み応えがあり、そしていろいろな意見が盛り込まれていてよい編集だと思いました。
橋本治さんのデジタル話もよかった。
文楽の連載も渋くて、保存活動をしたがっている友人にもこの記事推薦しようと思いました。
投稿: 163 | 2009/11/04 10:02