ついに「小学五年生」「六年生」が休刊
昨日の朝日新聞の一面に載っていた「小学五年生」と「六年生」の2つの雑誌が休刊というニュース。ついにという感じです。小学館が発行する学習雑誌ですが、創刊は大正11年で、80年以上の歴史があります。全盛期には、「五年生」で約63万部発行していたものが、いまや6、7万部とか。
趣味の多様化、少子化といった理由が指摘されますが、その上にインターネットなどの情報もあり、総合雑誌の存在がかなり厳しい状況におかれているのは、間違いない事実。考えようによっては、いままで続いてきたのが、立派とも言えます。小学一年生から四年生は継続するようですが、これもどうなるか。
朝日新聞の記事にもありましたが、小学館の学習雑誌のある意味ライバルが「学習」「科学」なる雑誌(若い人はご存じないでしょうね)。この雑誌を出している出版社でかつて働いていたので、小学生向けの学習誌の「価値」の変化は少しだけわかります。出版では、もうデパートではやっていけないのです。かといってショッピングセンターも、苦しい。小さなセレクトショップでしか生き残れないのかも。
出版産業が構造的な不況の中、「小学六年生」のような学習誌が生き残る道はもうほとんど残されていないでしょう。寂しい限りです。
| 固定リンク | 0
コメント
bubu@さん
少子化もあえうでしょうが、興味の対象も変わっているんでしょうね。学研の付録はほんと秀逸でした。
投稿: 自由なランナー | 2009/10/30 07:36
さいのめさん
うちの高校生の息子は、親の影響で学習誌読んでました。付録にどの程度興味持ってたかな。やはり、そのうちゲームとコミックにいってしまいましたが、
投稿: 自由なランナー | 2009/10/30 07:33
たーちゃんさん
こんにちは。
「学研のおばちゃん」に届けてもらった方は、比較的若い世代ですね。私は学校で買っていました。学研のおばちゃん制度が出来る前は、各学校で販売していたんですよ。
投稿: 自由なランナー | 2009/10/30 07:31
少子化と、子供が本を読まなくなった事がこんなところに影響してるんですね(^^;
私はゲームあまり好きじゃないので、その気持ちわかりませんが。ゲームは子供によくないですね。
小学館より学研のほうが好きでしたね~~。私は。やっぱり。おまけに弱いのはここから来てるのか?
投稿: bubu@ | 2009/10/28 15:44
考えてみれば、いま高校生の息子は一度も小学生誌(あるいは中学生誌)を見たことがないと思います。存在さえ知らないのではないでしょうか。コミック誌は読んでいましたが。もともとこの手の雑誌は内容よりも付録が魅力だった。いくつもいくつもついて、付録の厚みのほうがあった。いまの子どもはそんな“安っぽい”付録より、ゲームソフトだったりするのだろうなあ。
投稿: さいのめ | 2009/10/28 14:46
こんにちは~っ!
小学五年生、六年生、、、昔、定期購読をしていました。
数日前、Yahoo!のトップで休刊のニュースを拝見して声を出して驚きました!
何だか寂しいですね(;_;)
科学と学習!
自分が小さい頃は、「学研のおばちゃん」なる人が家に届けてくれたような(懐かしいです)
付録を組み立てるのが楽しみだったことを思い出しました(^_^)
何だか、古き良き時代のアイテムがどんどん姿を消しているような気がしますね。
投稿: たーちゃん | 2009/10/28 09:29