皇室の名宝を堪能する
久し振りに東京国立博物館の平成館へ行ってきました。いま、「皇室の名宝」展が開催されています。この企画展は天皇陛下御即位20年を記念して行われるもので、1期と2期の2部構成で、現在は1期が開催中です。展示は宮内庁が所蔵する作品を展示するもの。 1期では狩野永徳、伊藤若冲から横山大観、上村松園などの日本画や、工芸品などが展示されています。絵画では伊藤若冲の「動植綵絵」30幅の展示が見所でしょうか。伊藤若冲は精緻な筆遣いと、赤、緑、青などの色を大胆に使った色彩が見事です。私としては伊藤若冲の絵は、なんかリアル過ぎてもうひとつ好きになれないのですが。
魅了されたのは上村松園の「雪月花」。枕草子(雪)、源氏物語(月)、伊勢物語(花)に基づいた王朝物語を描いていて、これまでみたことのない上村作品です。
それにしても宮内庁、たくさんの名品を持っているんですね。期待を上回る展示で、皇族気分(?)で鑑賞しました。この1期展示、11月3日までと比較的短い展示です。伊藤若冲ファンはぜひ早めにどうぞ。
☆御即位20年記念 特別展「皇室の名宝―日本美の華」 10月6日~11月3日
一般1300円 大学生1000円 キャンパスメンバー800円
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