金融危機と大学経営
昨日の話題の続きですが、週刊東洋経済の特集「本当に強い大学2009」には「大学四季報」が掲載されています。私立104校、国立62校、公立7校の決算データと経営指標が掲載されています。今年は、金融危機がどのように大学経営に影響を与えているのか、という点が気になります。
この四季報によれば、資産運用で資産の評価損を計上している大学が見受けられます。以前、日経新聞で報じられた慶應義塾は約170億円の有証評価損計上、駒沢大はデリバティブ運用損154億円、有証評価損65億円を計上とあります。四季報では「健全性」が評点されているのですが、この2大学はB評価になってます。評価はA+,A,A-,B+,Bで、B は最低評価なので、慶應といえども、財務は安泰ではないんです。
青山学院も、「金融危機が痛手。有証評価損53億円弱、同売却3.88億円計上」とあり、金融危機の影響をまともに受けています。でも、こんな情報初めて知りました。学生とか保護者に公開されているんでしょうか。すぐには影響はないかもしれませんが、教育設備などの投資は削減されるかもしれません。
大学を経営面だけで評価するのは一面的ではありますが、経営状況は積極的に関係者に公開して欲しいところです。
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コメント
kokoniさん
こんにちは。
大学が資産運用し始めたのはいつの頃からでしょうか。大学というのは、毎年現金収入が見込めますからね、運用はしやすいでですね。
投稿: 自由なランナー | 2009/10/25 12:11
こんんにちは。
学校も資産運用しているのですか。
銀行のようにAとかA+で、ランク付けされるような時代になったのですね。
投稿: kokoni | 2009/10/24 10:45