サントリーミュージアム天保山、閉館へ
昨日、新聞などで報じられた「サントリーミュージアム天保山」休館のニュースには、ちょっと驚かされました。サントリーといえば文化事業には積極的な企業の代表格で、大阪のサントリーミュージアム天保山、東京のサントリーホール、サントリー美術館を運営。一般企業人からみるとなんとも贅沢なアート環境を持っていました。
しかし、サントリーミュージアム天保山もその運営は苦しかったようです。ピーク時年間101万人だった入場者数は、65万人まで減少、毎年数億円の赤字だったとか。ミュージアムの運営を経営面だけでみれば、黒字にすることは難しいでしょう。特にサントリーミュージアム天保山は、美術館ゾーンに加え、IMAXシアターもやっていたので(いまどき、IMAXシアターはあまり魅力がないのでは)、トータルな赤字が大きくなったのでは、と推測します。
サントリーミュージアム天保山の建物は、昨日記事にした安藤忠雄さんの設計。1994年の完成ですから、まだ15年しか経っていません。建物、どうするのでしょうか。気になります。休館は来年の12月とのことですので、それまでには是非建物を見学に行かねばいけませんね。
サントリーは、キリンとの経営統合交渉との関係は否定していますが、ほんとかな。非上場、同族経営で、独自の文化事業を行ってきたサントリーですが、それが変わっていく可能性を感じさせるサントリーミュージアム天保山休館のニュースです。
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コメント
くしこさん
レイモン・サヴィニャックの作品持っているんですね。このミュージアム、東京のサントリー美術館と違って、ポスターとか西洋の近代美術のいい作品もっているようですね。作品、東京でみせてくれるのでしょうか。気になるところです。
投稿: 自由なランナー | 2009/08/25 06:32
空子さん
私も是非、早めに行きたいと思っています。
サントリーも厳しいですね。
投稿: 自由なランナー | 2009/08/25 06:29
ご無沙汰しております。
サントリーミュージアム、昨年大阪へ行く機会があり、
レイモン・サヴィニャックの作品が見たくて行こうとしたら
休館日で、次回は絶対に!・・と思っていたので、
とても残念です。。
所蔵品は、どうなるのでしょう??
投稿: くしこ | 2009/08/23 20:26
ショックです・・・
なんとも切なくいいロケーションでした。
よくギャラリーにも行きました。もう10年くらい前ですが・・・
投稿: 空子 | 2009/08/23 19:00