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2009/08/11

アートコレクションは広がるか

 絵画などのアートを「買う」ということをしたことがある人は、どれくらいいるのでしょう。漠然としていますが、多くはない気がします。昨日の日経新聞夕刊に「美術家収集、コレクターが指南 独自の鑑賞眼 作家と真剣勝負」という記事がありました。
 リードを引用すると
「ごく普通のサラリーマンが、美術品収集について美術館で講義したり、本を出したり。近ごろ、個人コレクターのパワーが増幅している」
 とあります。例えば横浜美術館では「アート・コレクションの楽しみ方 1日サマースクール」というのを開催。サラリーマンコレクターの宮津大輔氏が講師として、アートコレクションにまつわる様々な話題をレクチャーしてくれる内容だといいます。
 実際、個人コレクターって増えているんでしょうか。「骨董収集の趣味」という視点で見れば、かなりの昔から我が国には、アートのコレクターがいました。『開運!なんでも鑑定団』が今でも人気なのをみれば、骨董コレクターが少なくないのがわかります。ただ、日経で取り上げているのは、主として現代美術のコレクション。東京のギャラリーを中心とする展示スペースで見ることのできるアートを買って、コレクションするという行為です。
 前から感じていることなのですが、鑑賞という観点で分けるとアートファンには2種類いるのではないか。美術館、博物館に定期的に足を運ぶ人、それとギャラリー巡りをするひと。両者は不思議と重なり合わないのではないか、と感じるのです。どうしてなんだろう。
 美術館などにいく人も、長期的にみると減ってきているようですが、ギャラリーにいく人はどうなんでしょう。若い層では増えているともいいますが、たまにギャラリーにいっても、そんな感じはしないのですが。
 日経の記事のとおり、個人コレクターのパワーが増しているのなら、今後アートコレクターは増えていくことでしょう。すこしだけ期待します。

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