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2009/08/07

国会図書館の本をネット配信へ

 本をデジタル化して、有料で配信するサービスは、アメリカに比べて遅れているようです。未だ、電子書籍端末が普及の気配すらない状況。そんな中、昨日の日経新聞に「国会図書館の本 有料でネット配信」という記事が載っていました。
 記事によれば、国立国会図書館は日本文芸家協会日本書籍出版協会と共同で、デジタル化した図書館の蔵書をインターネットで有料配信するサービスを始めるとの事。国会図書館が保有する400万冊の書籍を対象にして、2011年にも開始するといいます。
 書籍の電子化に際して、日本では特に著作権が大きな問題です。この配信サービスでは日本文芸家協会、日本書籍出版協会と協力することのよって、著者からの許諾を取りやすくしようとの目論見です。果たして、そううまくいくでしょうか。
 また、配信サービスそのものは民間の事業会社に任せるとのことです。果たしてビジネスとして成り立つのでしょうか。今、図書館まで行けば、閲覧だけは無料。それをネットだと有料になって、どれ程の利用があるのか。
 いくつかの課題は考えられますが、この国会図書館のネット配信が実現するなら、一般の電子書籍の配信ビジネスへの道が開けるかも知れません。とても興味深いニュースです。

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コメント

bubu@さん
有料でもそれだけのメリットがあれば利用するでしょう。でも400万冊もの書籍、ホントにデジタル化できるんでしょうか。

投稿: 自由なランナー | 2009/08/10 07:27

確かに、そうですね。
本は本として体裁があるから意味が有るんだし。(^^;
すでに、青空文庫というものがあるから、著作権切れのものはこちらはやるのかな?
でも、図書館だから有料は無いだろうって思いますね(^^;
といいながら、著作権は守らないといけないし。なんか、半分商売が絡んでるのはちょっとって思いますね。

投稿: bubu@ | 2009/08/08 05:56

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