マックス・ラーベとバラストオーケストラ
先週金曜日のイッセー尾形さんの公演の最後に登場、その演奏を聴かせてくれたマックス・ラーベとバラストオーケストラ。その本番の公演に行ってきました。このオーケストラは、イッセーさんが3年前、日本に呼び、初公演。今回は2回目です。
マックス・ラーベとバラストオーケストラのことを説明するのは、ちょっと難しい。ボーカリストのマックス・ラーベと12人のバラストオーケストラの面々は、ベルリンから来ました。マックスが歌う曲は、1920年代から30年代にかけての歌謡曲。日本の年代で言えば、大正末期から昭和初頭。古き時代を感じさせる演奏は、何故か懐かしいものも感じるから不思議。
このオーケストラの特徴は、まっとうに曲を演奏する合間に、オーケストラの面々がコミカルな演技を交えること。かつてのスパイク・ジョーンズのように徹底してはいないものの、いわゆる冗談音楽とされる演奏です。要はまじめなんだか、コミカルなのか、よく分からない。ここがちょっと奇妙。
会場にはイッセーさんの姿もあり、最後の曲ではハンドベル演奏で参加。彼らを呼んできたイッセーさんの興味のありどころが、ちょっと垣間見えて、興味深く感じました。でも、13人もの音楽家を呼んで、東京で2回だけの公演。これで5000円では、赤字ではないのかな、と心配。イッセーさん、持ち出していないかな。でも、楽しかったのでまた呼んでくださいね。
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