撮影ができる展覧会
昨日の日経新聞で知ったのですが、森美術館で開催されている「アイ・ウェイウェイ展」で、観客の写真撮影を許可する取り組みを始めました。記事によれば、
「撮った画像は加工せず、非営利目的で使うーなどの条件で誰でも撮影できる」
といいます。
一般的に日本の美術館、博物館では写真撮影禁止がほとんど。国立西洋美術館、国立東京博物館などの国立系ミュージアムの常設展示で撮影が許されている程度です。この状況からみて、森美術館の試みは英断ともいえます。海外のミュージアム事情には詳しくないのですが、日本ほどは厳しくないようです。
また、記事によればこの写真撮影許可は、著作権の柔軟な運用を目指す米国の運動「クリエイティブ・コモンズ」の仕組みを採用した、とあります(クリエイティブ・コモンズって、始めて知りました)。南條森美術館館長は、
「日本の美術館は少し厳しすぎる。知的財産をもっと創造的に使える条件を作りたい」
といいます。
著作権とミュージアム展示、この問題が少しでも新たな方向に向かうことを期待したいです。
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