久しぶり、上野のミュージアム
連休ながら、その前半は学校へいったり、勉強したりで過ごしました。さすがにちょっと飽きてきて、昨日午後から上野へ出かけてきました。私の場合、学生証をみせると、東京国立博物館の平常展と国立西洋美術館の常設展は無料です。この2つのミュージアムにいったの、久しぶりです。
西洋美術館新館は改修中で、常設展は本館のみの展示です。20世紀のアーティスト作品(例えばポロックとか)は見られないのが、ちょっと残念。特別展の「ルーヴル美術館展」は50分待ちでしたが、常設展も賑わっていました。
そのあと、東博へ。特別展「国宝 阿修羅展」も混雑してます(なんとか、平日に見たいと思いながらはや5月。見られるのか?)。久しく来ていなかったら、本館がリニューアルされていました。2階の「日本美術の流れ」はわかりやすい展示になっています。時間がないので駆け足になってしまいました。本格的にみようとすると本館だけでもたっぷり3、4時間はかかりますね。
目立たないのですが、本館で「平成21年新指定国宝・重要文化財」が展示されています。これは平成21年(2009)に新たに国宝・重要文化財に指定される美術工芸品のうち、39件を展示したもの。特に興味をひいたのは、青森県八戸市風張1遺跡から出土した国宝の「土偶」です。
この土偶、座って合掌しています。不思議な姿勢です。顔の表現もちょっと奇怪なものです。どうしてこんな表現になるんでしょう。紀元前15~紀元前10世紀の縄文時代の作品ですが、遙かな時空をこえてなお、確かな存在感があります。
この「平成21年新指定国宝・重要文化財」、5月10日までの開催です。阿修羅展を見にいかれる際にはぜひ寄ってみてください。不思議な土偶くんにあえますよ。
| 固定リンク | 0
コメント