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2009/05/25

建築と工芸の交点

 あと一週間で終わってしまう「上野伊三郎+リチ コレクション展」(目黒区美術館)をやっとみてきました。上野伊三郎とリチ、はじめて知る人です。上野伊三郎は建築家、その妻リチはウィーン生まれで工芸家でありデザイナー。この展覧会は伊三郎、リチ夫妻の業績を、作品、資料で探ろうとするものです。
 展示は伊三郎の建築家としての資料(設計図面など)と、リチのデザイナー、工芸家としての作品を並行して並べる形式です。リチの作品は、テキスタイルデザイン、壁紙、飾箱、飾りプレートなど様々な表現形式をとっています。
 私は伊三郎の建築資料よりリチの作品にひかれました。リチの造形理念は「ファンタジー」というとおり、どの作品も爽やかで、明るく、楽しい気分にさせてくれるものです。また、不思議なのは、リチは欧州生まれでありながら、その表現は日本人がつくったと思わせる程、日本的な面をもっていることです。日生劇場にかつてあったレストラン「アクトレス」の壁画をリチが手掛けました。その修復されたものが展示されていたのですが、まさに屏風画のようです。
 建築家の夫とともに素敵なデザインを生んだ上野リチ。これまでほとんど知られていなかった人ですが、作品はとても魅力的です。新たな出会いがあった展覧会でした。


Ueno2


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コメント

名古屋の設計事務所さん
こんにちは。
ご来訪ありがとうございます。こちらもお邪魔します。

投稿: 自由なランナー | 2009/06/05 07:41

はじめまして。
検索エンジンで調べてたら、
こちらにたどり着きました。

勉強になり、とても参考になりました!

また来ます。

投稿: 名古屋の設計事務所 | 2009/06/03 20:32

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