Casa BRUTUSの丹下健三保存版
もう10日ほど前だったでしょうか、地下鉄銀座線の車内で女性が読んでいたのを見て知った「Casa BRUTUS」の丹下健三特集。買ってはいたのですが、まだ斜め読みの状態です。日本の建築家は、いま旬な存在であり、建築の歴史を振り返るときに丹下は外せない存在です。
丹下の作品といえば、代々木の国立屋内競技場が思い浮かびます。建物に対しての形容詞としては適切ではないかもしれませんが、この競技場は「何回見ても、見飽きない」建築だと思います。これに対して新宿の東京都都庁舎の重厚さはどうでしょう。同じ建築家が設計したとは思えないほどの作風の違いを感じます。青山学院大の向かい側のある国際連合大学の本部ビル、これも都庁と同様なイメージがありますが、これも丹下の設計です。
しかし丹下の作品は多様です。この雑誌にはBEST100のリストが掲載されていて、今はなき建物も含め紹介されています。日本を代表する建築家、丹下健三の知るためには格好の資料です。1500円とちょっと高いけど、それだけの価値はある一冊です。
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