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2009/04/09

伊東豊雄さんの仕事

 一昨日のNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』に建築家の伊東豊雄さんがでていたので、この番組を久しぶりに見ました。世界で活躍する建築家のトップに位置するであろう伊東豊雄さんの仕事振りをみることができました。番組ではオスロの図書館のコンペへの設計案を作るという今の仕事を描きながら、伊東さんのキャリアをそこに重ねて辿っていく構成です。番組では、「せんだいメディアテーク」の設計コンペを勝ち取った伊東のターニングポイントが印象的に描かれています。
 日本を代表する建築家の一人と言われるようになったあと、あることが伊東にショックを与えます。かつて設計した建物へ向かうタクシーの中、運転手に
「あの建物 外はきれいだけど、中に入るとつまんないよ」
 と言われ、ショックを受けます。
 その後「せんだいメディアテーク」の設計コンペの知らせが舞い込みます。伊東さんは是が非でもこのコンペを取ろうとします。番組では「建築家伊東豊雄 一世一代の勝負」と表現されています。
 せんだいメディアテークは、建物として、とても快適。仙台にいたとき、何十回も行きましたが、飽きのこない空間を提供してくれる建物です。
 ただ、設計コンペではメディアテークとして「メディア」を新しく解釈して、設計案に提示することが求められていました。選ばれた伊東案にもそのメディアに対しての解決案が充分ではなく、課題として残っていることが付帯条件として付けられていました。私はそのメディアへの新しい提案がないまま、現在に至っていることが、せんだいメディアテークの問題点と思っています(詳しくは大学の卒論に書きました。このブログの左下から拾っていただけます)。
 建物の美しさ、中にいる快適さは必要です。しかし、建物がどう使われるか、ということに建築家がどこまで関われるのか。この点を伊東さんはどうお考えなのか、知りたいところです。

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» 伊東豊雄 オスロ図書館コンペ NHK プロフェッショナル仕事の流儀 - Toyo Ito, Deichmanske main library competition in Oslo [魯祐の巻物 - yousakana memo]
Watch NHK Professional 20090407 建築家・伊東豊雄... [続きを読む]

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