お手上げの展覧会:祝祭の衣装展
ミュージアムでの展覧会というものは、そのテーマに興味があり鑑賞に赴きます。これは当然。でも、昨日みにいった「祝祭の衣装展」@目黒美術館は、結果としてまったく私の興味と接点がない企画展でした。なんでみにいったのか? この美術館の友の会に入っていて、企画展が無料で見られるからです(苦笑)。
この「祝祭の衣装展」は祝祭の衣装を究極の幸福への祈りの表現として捉え、ロココ時代のフランス宮廷衣装を中心に展示するものです。衣装は神戸ファッション美術館(神戸市の設立した美術館)のコレクションで構成され、それが特別の作られたマネキンに着せられて展示されています。
ロココ、宮廷衣装、ファッションなどどれも苦手科目です。会場はファッションの興味がありそう女性で、目黒区美術館にしては賑わっていました。驚いたのは、その賑わい具合に加え、この展覧会がが目黒区美術館の企画であることです。見にいく前は、神戸ファッション美術館からの巡回かと想像していました。図録の奥付をみる限り、ファッション美術館のコレクションは使ってはいますが、目黒区美術館の独自企画のようです。このミュージアムのキュレーターの興味、関心のありようが面白いろいですね。
ともあれ、アートの範囲の広さと、自身の好奇心の貧弱さを思い知った企画展でした。
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コメント
Takさん
少なくとも、男性の私にはかなりハードルの高い展覧会でした。どうして、このような企画をやったのか、ちょっと疑問。
投稿: 自由なランナー | 2009/03/31 07:22
こんばんは。
TBありがとうございました。
展覧会に携わっている方の
御苦労を察するとあまり悪くは
書きたくないのですが、
この展覧会にはがっかりでした。
投稿: Tak | 2009/03/29 21:12
163さん
ご無沙汰しています。
この企画展、目黒区美術館らしからぬ、といったところですが、おっしゃるっとおり未知のジャンルとの出会いがありました。
投稿: 自由なランナー | 2009/03/25 07:48
ランナーさん、拝見していて「友の会」という存在の意味も感じました。
思い出したのは、ゴッホなどの大混雑の展覧会に来て、あまりに混雑しているので非難しに所蔵作品展に行ってみたら、とてもよかったのでまた来る、という人が案外多いこと。逆に知っていればいままでも来たのかも知れない人たちに情報は届いていないのかもしれないけど。
ふとした拍子に自分の興味の範囲が広がるのを、良しとしていたいです。
投稿: 163 | 2009/03/23 11:16