日本のモダン建築家を整理すると
先日、東京中央郵便局の保存問題に決着がつきました。高層ビルの建築計画で保存部分を倍増し、完成後に登録有形文化財の登録を目指すとのことです。一件落着といったところですが、こんな意見もあります。
山内俊夫文科副大臣は13日午後、「昭和初期のシンボリックな存在である東京中央郵便局を解体し、あのような変な形にしては、全国の建造物保存に影響が出る」と述べた。(3月13日 YAHOO! ニュース 産経新聞配信)
そうですよね。ほんと「変な形」です。
この東京中央郵便局もそうですが、最近いくつものモダニズム建築が存亡の危機に瀕しています。モダニズム建築の保存を主張している『Casa BRUTUS』の今月号は「日本のモダン建築と7人の巨匠たち。」が特集。日本のモダニズム建築を代表する7人の建築家:吉田五十八、堀口捨己、村野藤吾、前川國男、坂倉準三、吉坂隆正、白井晟一 を取り上げています。吉田、堀口、村野はモダン数寄屋建築を設計、前川、坂倉、吉坂はコルビュジエの薫陶を受けたという切り口で記事が構成されています。また、白井晟一は孤高の建築家として紹介されています(東京・飯倉にあるノアビルが白井の設計)。
7人の建築家が設計した建物の写真をみているだけで、なんか楽しいです。記事の中で面白かったのは藤森照信先生へのインタビュー。
「モダニズム建築の定義とは?」
との質問に、
「『科学技術を根拠にした建築』です。(中略)要するに、鉄やコンクリート、ガラスといった工業製品を使って建築をつくろうと」
との答え。わかりやすい定義です。
残念ながら東京中央郵便局を設計した吉田鉄郎は取り上げられていませんでしたが、なかなか勉強になる今号のCasa BRUTUSです。
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