青山ブックセンターの閉店
デザイン関係の本が充実している青山ブックセンターは独特のテイストをもった書店ですが、たびたびの経営危機に見舞われています。かつて全店で営業停止に追い込まれましたが、日本洋書販売の支援で営業を再開。しかし、その日本洋書販売が昨年夏に破産申請。その影響を受け、青山ブックセンターはブックオフの傘下になりました。その経営は順調なのでしょうか。というのも、自由が丘店が今月末で閉店となり、かなり心配になっています。
自由が丘の初代青山ブックセンターは、最初に経営が行き詰まる前に開店しました。そしていったん閉店され、別な場所で再開されました。いまの場所は、かつて芳林堂書店がありました。そしてかつて青山ブックセンターがあった場所には、今はブックファーストが入っています。そして青山ブックセンター自由が丘店は閉店です。本屋の栄枯盛衰物語のようです。
青山ブックセンターはデザイン、アートなどのある特定のジャンルに注力した書店です。この特徴付けはいいことなのですが、ある程度の店舗面積がないと欠点にもなってしまいます。自由が丘店のような広くない店舗では、一般的な本を置くスペースが犠牲になりがちです。例えばハードカバーの文芸書は、ほんの少ししか置いてありません。客足も伸びないだろうなと感じます。
自由が丘から本屋が一軒消えてしまいます。不便になるし、寂しさも感じます。
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コメント
デハポ1000さん
そうなんですね、ほんとこのままでは地域の文化の問題に行き着いてしまいます。
ついついアマゾンなどで買うことが多くなります。
投稿: 自由なランナー | 2009/03/31 07:24
どうも書店も集中立地を旨にしないといけないかもしれません。
仕事で使う専門書は身近な店に置いている事はまったく期待できないので、頭から都内に行ってしまい、(横浜でも難しくなってきました)そこで複数の書店を渡ってみる事がおおいんです。私は丸ビルの店を使うことが多いですが当然ほかの書店とは違う味があるからこそ生きる、商品構成ですね。
けど、こういうことで本当に文化・社会環境的にはいいことなんでしょうか・・・・
投稿: デハボ1000 | 2009/03/28 22:35
さいのめさん
東京では、ほんとの大規模店か家族経営の店しか残らないかもしれませんね、
投稿: 自由なランナー | 2009/03/26 07:57
ayakaさん
そうなんです。あそこのビルの店って、どうも長続きしません。
投稿: 自由なランナー | 2009/03/26 07:56
パリであれベルリンであれ、あるいはどこであれ、この手の店(といっても青山ブックセンターのように大きくはないが)があるのに、どうして東京はだめになっていくのだろうなあ。東京が広すぎて、わざわざいくという気にならないからかなあ。
投稿: さいのめ | 2009/03/25 15:00
あらーー!
なくなってしまうのですか!
そちらの方に住んでいた時、モンブランと共によく立ち寄りました。寂しいです。
投稿: ayaka | 2009/03/25 08:55