「ニューコンパクト」という提案
昨日の日経新聞の文化欄コラムに紹介されていた企業メセナ協議会の提案「ニューコンパクト」はとても興味をひかれる内容です。企業メセナ協議会のWEBによれば
企業メセナ協議会は、地域コミュニティー再生のための新たな政策ビジョン「ニュー・コンパクト」(COMPACT:Community Policy for Action) を提案します。
とあります。
現在の厳しい経済不況に対して、企業メセナ協議会は検討を重ねた結果
「経済の疲弊で衰退した地域が、文化への集中投資によって経済再建を含む再生を果たした地域創造の事例が、内外に数多く存在することから、多様な社会的課題の解決に寄与する文化の力や創造性が、社会再生の鍵であることに着目しました」
と言います。そのため
「社会の再生と創造のために、文化への集中投資を政策的優先事項として、緊急提言とするものです」
と宣言しています。この宣言に基づき、「ニュー・コンパクト」(=地域再生政策ビジョン) 5つの原則を提示し、更にアクションプランも提案されています。アクションプランも5つ。
1. 「地域資源の活用とコミュニティー経済の確立」
2. 「文化への集中投資」
3. 「地域の市民セクターの強化」
4. 「領域横断的な地域文化振興策の強化」
5. 「クリエイティブ・コミュニティー・ネットワークの構築」
日経新聞の記事ではこのニューコンパクト提言をうけて、1930年代、アメリカのニューディール政策における文化施策について言及しています。例えば連邦劇場計画により、2500万人が作品を鑑賞、1万3000人の俳優と技術者が雇用され、130本もの作品がうまれたといいます。ニューディール政策が文化施策を含んでいたなど、全く知りませんでした。
企業メセナ協議会の提言が、文化政策についての新たな論議に展開し、地域活性化の動きへと展開していくことを期待したいです。
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