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2009/02/15

もうひとつの弘前劇場「アザミ」

 昨年から注目している青森の劇団・弘前劇場。昨日、下北沢での公演に行ってきました。「アザミ」と題された芝居で、小屋はザ・スズナリ。いつも通りの自由席ですが、席は八割方埋まっていました。
 この「アザミ」では、大学講師室を舞台に、ラジオドラマ作家の顔をもつ准教授、彼と不倫関係にある女子大生、男子ゼミ生、そしてラジオドラマ制作担当者の織りなすドラマが演じられます。昨年の秋、池袋でみた「いつかみる青い空」と違って、舞台に登場する役者は四人だけです。舞台の終盤では、大学の教師を演じる高橋淳さんのひとり舞台といっていい進行になっています。
 弘前劇場には、「弘前劇場公演」と「フラグメント公演」と分けられています。劇団の主宰者・長谷川孝治さんによれば、
「社会性に富んだ私と引きこもる私がいるということであり、10数名の俳優が舞台に顔を出すことと数名の俳優しか舞台に登場しないということでもある」
 といいます。「アザミ」は後者のフラグメント公演にあたります。登場する役者が少ないこともあり、長谷川演劇の神髄を少しだけ感じることもできましたが、演劇初心者にはちょっとハードな台詞でもありました。でも、ラジオドラマの制作者を演じた小笠原真理子さんの華やかさは素敵ですし、平塚麻似子さんの冷たい肌合いの演技にも惹きつけられます。
 長谷川孝治さんの演劇世界、理解するにはまだまだ時間がかかりそうです。

 Azami


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