カザルスホールが閉館へ
昨日の朝日新聞の記事で知ったのですが、お茶の水のカザルスホールが、来月閉館することが決まったとのこと。日本初の室内楽の専用ホールであり、設計は磯崎新氏。つくったのは出版社の主婦の友社で。開館は22年前の1987年。
「主婦の友」という雑誌は、かつては大部数を発刊し、多くの利益を出版社にもたらしました。企業規模としては大きくはない出版社が音楽ホールを作ることができたのも1980年代だったからと言っていいかもしません。、しかし、カザルスホールも2002年に日大に売却されてしまいます。
このホールが日大のものになったことも、つい最近しりました。その日大も、キャンパスの再開発のため、閉鎖することになるといいます。また、日大は建物を取り壊す方針とも伝えられています。
室内楽にまったくなじみがない私にとって、カザルスホールにいったのか、1,2回ほど。しかし、築20年ほどで、そして磯崎新の設計の建物を取り壊すのは、なんとしても避けて欲しいとことろです。昨日の朝日新聞の記事にこのような一文があります。
連日のように内外の一流アーティストが演奏会を開き、多くのプロ楽団がしのぎを削る一方で、こんなささやかなホールがあっけなく姿を消す東京という街の「文化」の底の浅さを見たような思いがする。
東京ですらこの状況です。地方ではどうなっているのでしょうか。ホールを巡る状況は、今後、さらに悪化していくでしょう。
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コメント
ayakaさん
購入したからには、日大にはちゃんと運営しつづけて欲しいですね。
投稿: 自由なランナー | 2009/02/11 14:00
日大は単に土地取得のために購入したのでしょうか?
音楽の大好きな友人達は皆大ブーイングです。
投稿: ayaka | 2009/02/09 17:50