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2009/02/14

宮本三郎の書棚

 世田谷の宮本三郎記念美術館は、宮本三郎の作品だけを展示する小さな美術館ですが、常設展示はなく、常に企画展を行っています。所属する宮本三郎の作品が数多くあっても、企画展を続けるのは大変だろうな、と想像します。
 現在の企画は面白い切り口で行われています。「画家の書棚にみる 昭和アート・ブック史」と題された本展では、宮本三郎の5千冊にも及ぶ蔵書から選んだ書籍を初公開しています。その内容は、ふたつに分けられます。ひとつは宮本三郎が装丁や表紙を手がけた書籍、雑誌の展示。小説では獅子文六、大佛次郎、石坂洋次郎などの単行本。また雑誌では表紙を描いた主婦の友、週刊朝日など。
 もうひとつは、宮本三郎が愛読したであろう蔵書の数々。美術書、写真集、小説、雑誌など多岐にわたり、この画家の創造の源流が窺い知れます。
 展示された多くの書籍、雑誌をみていると、画家・宮本三郎の思想に触れることができ、また彼の生きた時代も感じ取れます。小さな展覧会ではありますが、優れた企画だと思います。

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