Christopher Crossの新たなアルバム
この年になると今はやっている音楽についていくのはちと辛い。昔懐かしいアーティストのアルバムを見つけると、つい買ってしまいます。先日、ネットでクリストファー・クロスのアルバムを見つけ、手に入れました。「The Cafe Carlyle Sessions」とタイトルされた作品は、クロスの昔の曲を、再録音した一枚。再録音をいうと、ネガティブなイメージを抱きがちですが、これ存外にいいです。
かつて、クロスはAORの代表的アーティストと称されました。AORとは、今や死語ですが、Adult Oriented Rockの略称で、大人向きのロックとでも言えばいいのでしょうか。穏やかなロックですね。ロックといえ、クロスの作品は、彼の透明感あふれるヴォーカルだけで聴かせていました。
しかし、クロスも年をとりました。ヒット曲Salingを放って、29年が経っています。この。「The Cafe Carlyle Sessions」では、サックス、フルートなどをメインにしたアレンジで、かなりジャズによった仕上げで、かつてのヒット曲を聴かせてくれます。これが、いい感じです。確かにかつてのような声の伸びはありません。しかし、透明感がある声は健在。ヴォーカルも包み込むような暖かさがあります。
昔を懐かしむも良し、緩やかなヴォーカルを楽しむもあり、中高年にはおすすめの一枚です。
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» AOR(Adult Oriented Rock)が「大人」になると・・・ [もう物欲とは闘いません]
自由なランナーさんのBlog、"It's a Beautiful noise"で紹介されていたChristopher Crossの"The Cafe Carlyle Sessions"がようやく届きました。紹介されている記事を読んだのが2月13日、Amazonに発注したのが2月14日ですから、イギリスから運んでくるのにずいぶん時間がかか....... [続きを読む]
受信: 2009/03/05 05:35
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