能への入り口
昨晩、千駄ヶ谷の国立能楽堂で能をみてきました。恥ずかしながら、能楽に行くのも、実際の能をみるのも初めてです。能を含む伝統芸能は、意識してみにいかないと、なかなか生の舞台に触れることがありせん。今年は、能を開拓テーマ(?)として、みにいくことにしようと思ってます。
さて、初めての国立能楽堂ですが、立派な建物です。演目は狂言の「酢薑」(すはじかみ)、能の「田村」です。会場にが外人さんの姿も見かけましたが、私の能に対する知識もほとんど外人さんと変わらないでしょう(ひょっとすると外人さんのほうが勉強しているかも)。なにせ橋掛かりは何か、なんてつい最近知った程度の知識レベルです。
狂言は15分で終わり、休憩を挟み、能が約90分の舞台。シテの演技と舞、囃子方の演奏、地謡の謡、そくれぞれの装束、どれも新鮮で、飽きることがありません。能楽堂の席には、説明や詞章が表示されるモニターがあり、鑑賞しやすくなっています。
能の入り口に立っただけなのですが、なにかすごい魅力を感じました。能の舞台空間で作り出される世界は、これまで経験したことのない刺激があります。鑑賞を重ねて、少しずつ能の魅力を探れればな、と思っています。
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