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2009/01/13

クレーを観る「ピカソとクレーの生きた時代」展

 ピカソとクレー、その表現のしかたは違いますが、二人はほぼ同世代です。生まれたのがピカソ1881年、クレー1879年と2歳違い。ピカソが91歳まで生きたのにくらべ、クレーは60歳で亡くなっています。ザ・ミュージアムで開催されている『20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代』は、この二人の画家を目玉にした20世紀前半の美術の流れをみせてくれる展覧会です。

 Klee

 この展覧会は、ドイツ・デュッセルドルフにあるノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館所蔵の近代絵画のコレクション展。その内容は20世紀初頭から半ばまでに起こった美術様式=表現主義、キュビズム、シュルレアリスム、そして抽象絵画への流れを、主だったアーティストの作品でみせる、という定番の構成ではあります。
 タイトルはピカソとクレー、となってはいますが、この展覧会の売りはクレー。ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館は100点ほどのクレー作品を所蔵しており、その中から27点が展示されています(ピカソは6点だけ)。クレーをみる展覧会といっていいのではないでしょうか。クレーの作品はチュニジア旅行以前の初期作品から、晩年(1938年)まで幅広い年代の作品が展示されており、クレーに浸ることができました。
 クレー以外の作品では、シャガールの「バイオリン弾き」、「祝祭日」が、これまで私が持っていたシャガールのイメージからちょっと外れて、面白さを感じました。また、カンディンスキーの3点は、色の広がりがカンディンスキーならでは、と感じさせてくれる素敵な作品です。
 いわゆるビッグな画家の作品が並んでははいますが、刺激という意味ではちょっと物足りない展覧会ではありました。この時代の画家、作品がお好きな方にはおすすめでしょう。

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» 「ピカソとクレーの生きた時代」展 [弐代目・青い日記帳 ]
Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の 「20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代 ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館所蔵」展に行って来ました。 お客さんを呼びたいのは分かりますが、このタイトルはどうかな〜「ピカソとクレー展」って……タイトルでこそ対等な感受けますが、内訳はピカソ6点に対しクレー27点。「圧倒的ではないか我が軍クレーは!」 そう実はこの展覧会の主役は、パウル・クレー(1879-1940) だから何も「ピカソとクレー展」な... [続きを読む]

受信: 2009/01/30 17:42

» Bunkamuraザ・ミュージアムで「20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代」展を観た! [とんとん・にっき]
渋谷の東急本店横にできたBunkamuraは、今年で20周年だという。比較的近いこともあり、Bunkamuraの「ザ・ミュージアム」と「ル・シネマ」はよく利用しています。思い出すままにザ・ミュージアムで観たものを挙げれば、「ワイエス展」「ミレイ展」「アンカー展」「ヴェネ... [続きを読む]

受信: 2009/02/02 01:12

コメント

m25さん
ご来訪ありがとうございます。
この展覧会の目玉はクレーではありましたが、シャガール、マグリットのシュルレアリスム画家の作品は刺激的な作品で、印象に残りました。

投稿: 自由なランナー | 2009/03/18 21:55

はじめまして。Takさんのところからお邪魔しました。
TBさせて頂こうとしたのですが、失敗した様です。

今回の目当てはマグリットだったのですが、
シャガールに関しては両作品とも違う色合いなのに
どちらも従来のイメージと一味違うという印象を受けたので、
同じ感想をお持ちの方がいらっしゃったんだ、と思って
コメントさせて頂きました。
なかなか印象深い作品でした。

投稿: m25 | 2009/03/18 03:20

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