勝間和代の「新・知的生産術」
ふと気がつくと、勝間和代さんの書籍が本屋にいっぱいありました。たくさん本書いてますよね。名前はちょっと前から聞き覚えがあったのですが、どんな方かは存じ上げませんでした。ちょっと前のアエラの表紙になっていたので、この人さすがにちょっと関心を持ちました。肩書きは経済評論家・公認会計士。
まずは一冊著作を読ませていただこうと『効率が10倍アップする 新・知的生産術』を買いました。知的生産術と言えば梅棹忠夫『知的生産の技術』が有名です。それに新を付けたチャレンジングなタイトルです。
この本の副題に「自分をグーグル化する方法」とあるように、本書ではITを最大限に活用しながら、なおかつアナログの良さも生かして知的生産性をあげる方法論が述べられています。賢い人って、自分の考えを理論化、体系化することにたけています。勝間さんの理論も、見事なまでに体系化されていて、ついうなずいてしまったりします。
でも、読み終わったあと、自分の中に残ったことが少なかったのは不思議。たくさんの知的生産の技術が書いてあるのですが、なぜか自分にとってはあまり参考になりませんでした。どうしてだろう。
また、細かいことですが気になったことが。勝間さんは月に50~100冊の本を読むそうです。その本の大半は新品を買うそうです。印税の入らない本は著者に失礼、というのが理由です。それだけ本を買っても、手元に残しておくのは月に5冊くらい。残りは、図書館に寄付したり。ブックオフに売るそうです。
月に50冊以上も読むのもすごいけど、新品をそれだけ買って、ほとんど売ってしまうというのもすごい。こんな本の読み方する人、はじめて知りました。
09年は、ますます勝間和代さん活躍しそうです。
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