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2008/11/09

弘前劇場「いつか見る青い空」

 青森の劇団、弘前劇場の東京公演「いつか見る青い空」をみてきました。以前もここで書きましたが、弘前劇場は長谷川孝治さん率いる青森県浪岡を本拠とする劇団です。劇団員は本業を持ちながら、弘前劇場に参加しています。芝居で生計を立てていない俳優だけで構成されているという希有な存在の劇団です。今回の公演は青森市、東京、弘前市、札幌市で行われます。
 白状しますが、劇団の芝居ってほとんどみることがありません。二昔前くらいに夢の遊民社をみにいったことがあるくらい。なぜか、演劇に興味がなかったです。
 こんな私ですが、この「いつか見る青い空」は、ぐっと惹きつけられました。ふだんは他の仕事をしているとは到底思えない劇団員の細やかな演技には、感銘しました。この演劇の作、演出をしている長谷川さんの興味深い文章が、パンフレットにありました。

ー地域の俳優は生活を支える生業を持って、なおかつ生活の真ん中に演劇を置くことをしなければ舞台に立つことができない。
ー地域俳優の演技の質は自身の「生」に直接関わることである。したがってそこでは、演技は容易に消費されない。「生」を消費されてはたまらないからだ。

 舞台では弘前劇場創設からのメンバー、福士賢治さんの静かな演技がみせてくれます。また、華やかなイメージの小笠原真理子さんの演技も素敵です。弘前劇場、驚くべき演劇集団です。感激しました。

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