塩振りが見事な焼鳥屋は、変わらないまま
下北沢で田畑智子のひとり芝居をみたあと、まだ8時半くらいだったので街をぶらついてみました。この街に夜来たのは何年ぶり? 多分、10年以上来ていないのでは。古い記憶を辿りながら、ある店にいってみました。「陣太鼓」(づんでこ)という焼鳥屋。前は確か路面に面した一階だったはずですが、今はビルの二階にありました。お店のお母さんにきいてみると、二階の店舗になって9年ほどとか。
この陣太鼓、おやじさんの塩振りパフォーマンスが有名です。言葉ではうまく表現しかねるのですが、焼き鳥に塩を振る動作が、見ものです。幸い、一人だったのでカウンター席に陣取り、パフォーマンスを堪能しました。このお店、家族経営らしく、おやじさんの息子さんだろうかたも、ちょっと派手な塩振りをみせてくれました。
シンプルな味の焼き鳥を味わっていたら、後から来て隣に座った男性客の方に話しかけられました。
「シモキタ、変わってしまったね。この店も2階になってしまったし」
いやいや、私と同じ感慨にふけっているのですね。そんな年配に見えないのですが。
でも、焼鳥屋で隣のお客さんと気軽にはなせるところが、この街のいいところなんでしょう。もう少し、我が家に近いといいのですが。残念です。
| 固定リンク | 0
コメント