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2008/11/23

横浜トリエンナーレとは何なのか

 昨日、やっと横浜トリエンナーレに行ってきました。会期は今月30日までで、もうすぐ終わってしまいます。行くのやめようかとも思っていたのですが、既にみてきた知人の評価がネガティなこともあり、自分の目で確かめようと出かけてきました。

 Triennale

 横浜トリエンナーレは、3年ごとに開催される現代美術の国際展です。展示されている作品は、当然現代アートだけです。会場をみていくうちに、「現代美術って、こんなに難解なものだったのか」と、極めてシンプルな疑問が頭をよぎりました。作家の制作意図がわからないという難しさもあるのですが、作品を楽しむ糸口がほとんど見つからないのです。
 現代アートは難しい、と言われたりします。確かにわかる、わからないということで言うと、わかりにくいかも知れません。でも、みていて楽しいんですね、現代アートって。私にとって現代アートは、同時代をいきているアーティストが作っているせいか、わからなくても、楽しめることが多いです。
 しかし、横浜トリエンナーレにある作品で、みていて楽しくなる作品はほとんどありませんでした。そればかりか、中にはR-15指定の作品や「場合によっては、不快になることがあります」と書かれたビデオアート作品もありました。私は、やはりこのビデオをみていて、不快でした。大規模な展覧会になんでこんな作品、出展をするのか理解できせん。
 本展の展示をみた限りでは、アーティスト、そしてその作品と鑑賞者を結びつけようする意志がほとんど感じられませんでした。いわば勝手に理解しろ、とでもいわんばかりです。現在美術の国際展、トリエンナーレってどこもこんなものなのでしょうか。それとも横浜トリエンナーレだけが、特殊なのか。
 来場者はほとんどが若者でしたが、楽しそうに作品に接している人が少なかったように感じました。1800円という入場料が、もったいなく思えた横浜トリエンナーレでした。残念です。

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コメント

悠歩さん
水沢さんのコメントは読んではいませんが、お書きになっている内容での発言であれば「確信犯」ですね。
その意図をもうちょっと読み込まないといけないとは思いますが、少なくとも子どもを連れて、家族ではいけないトリエンナーレです。

投稿: 自由なランナー | 2008/11/27 22:53

う〜ん、そうですね〜 私も大部分観ましたが、川俣正さんがディレクターになった前回よりつまらなく感じました。今回は水沢総合ディレクターのもと、国内外の複数のキュレーターが作家を選定したそうで、ディレクターはテーマを決めて、最終的な調整をしたようですが、ディレクターの発言はあちこちに載っていて、水沢氏自身、「見たあとに人生のいやなことを思い出すような」とか、「絶望的になるような」とかいった表現で、今回のヨコトリのテーマについて解説しています。見るとたしかに水沢氏のおっしゃる通り、という感じでした。見るんじゃなかった!とは思いませんでしたが、お祭り的だった前回、前々回とは違って、観客に媚びないハードな現代美術展になったような気がします。これはこれでアリとも思うのですが。一応興行的成功は収めているようで(ヨコトリ史上最高の入りだそうです)!

投稿: 悠歩 | 2008/11/25 21:30

さいのめさん
この横浜トリエンナーレ、なんでこんなになってしまっただろう。総合ディレクターは、神奈川近美の学芸員なのに、鑑賞者とこれほど遊離した内容をどうしてつくってしまったのか。
少なくとも、資金的に公的援助もされている展覧会が、こんな内容では、どうかと思います。

投稿: 自由なランナー | 2008/11/24 22:34

こっちのトリエンナーレでキュレーターのまねごとやりました。こっちもひどかったですね、客観的に見て。傲慢な館長の傲慢な思いで成り立っているから、アーティストの位置づけが異常に低い。この手の企画はもっともらしくしさえすればもっともらしいかたちになりますから、企画のない時期に低予算でやるにはいちばんいいのでしょうね。美術館における自費出版ビジネスみたいなものだと思います、ぶっちゃけ。

投稿: さいのめ | 2008/11/23 16:23

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