改めて文化勲章を調べると
今年の文化勲章受章者が発表されました。今回は日本人ノーベル賞受賞者を含む8人ですが、毎年この文化勲章が発表されるたび、どのような選考基準なのかな、と思います。特に作家の選び方は、よくわからないところがあります。瀬戸内寂聴がもらったから、今回は田辺聖子というわけでしょうか。
また、ちょっと意外な感があったのはドナルド・キーン氏。日本以外で生まれて、日本以外の国籍を一度はもっていた人がもらうのは(乱暴に言えば外国人)初めてではないでしょうか(例外的に月着陸、アポロ11号の宇宙飛行士3人に授与されたことがあります)。当然のことですが、文化勲章には国籍に関する規定はないんですね。
ドナルド・キーン氏の著作を改めてみてみると、読んだのは『碧い目の太郎冠者』と司馬遼太郎との対談集くらい。日本文学が苦手なせいか、手が出なかったのですね。ニューヨークにはドナルド・キーン日本財団を設立していて、日本人以上に日本文化の研究、普及に力を尽くしておられる方です。これを機に、著作を少しづつでも読ませていただこうと、思い直しました。
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"田辺聖子" について書かれたエントリを検索してみました。
JUGEM AD本日11月3日は、文化の日でございましたね。 先日の記事で、文化勲章受章者をご紹介させていただきましたが、本日、今年度の文化勲章親授式が、皇居・宮殿行われまし... [続きを読む]
受信: 2008/11/05 00:55
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