沢田研二の、今
先週、NHKのSONGSという番組で、沢田研二の特集がありました。たまたま見たのですが、これ2週連続企画の2回目でした。幸い、1回目の再放送があったので、録画してみることができました。ジュリーこと沢田研二は好きなシンガーです。はじめてタイガースをきいたのは、小学校の時(いやいや)。
この番組をみて思ったことは。まず「太ったな、ジュリー」。あれだけ細くて格好良かったのに。これは、メタボが心配されるほどです。こりゃ、スターじゃないよ。
そして、スターの座にあったシンガーが、年齢を重ねるのは難しいなと感じました。沢田研二は今年還暦だそうです。最近もアルバムを発表していて、コンサートも精力的に続けているようです。昔の財産で、生きながらえているわけでなく、精力的な活動を行っています。しかし、艶やかで、甘い歌声は相変わらず魅力的でしたが、番組の中で歌っていた最近の曲には心が動きませんでした。それに、衣装もなんかセンスが悪いです。格好良くない。
全盛期の沢田研二は、作詞家、作曲家などのクリエーター達に支えられて創られたスターだったんですね。もちろん、沢田の類い希な歌唱力があってのことですが、安井かずみ、阿久悠、糸井重里、加瀬邦彦、大野克夫らの作った曲があって、はじめて沢田の歌手としての力量が発揮されたのではないでしょうか。
今の沢田研二は、60歳にふさわしい曲を歌っているのでしょうか。昔のヒット曲ももちろんいいのですが、今の沢田の魅力を感じる歌を聴きたいな、と感じました。
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コメント
ayakaさん
おっしゃるとおり、スターが生きていくのは大変です。今の沢田研二、自分ではどう考えているのか。結構、楽しそうですね。これでいいの、って気もします。
投稿: 自由なランナー | 2008/09/30 07:30
schmidtさん
「歌謡曲の時代」、読みました。阿久悠の秘密がわかるよううな本ですね。今のジュリーが歌う「時の過ぎゆくままに」は、やはり何かが違うのでしょうね。
投稿: 自由なランナー | 2008/09/30 07:28
その番組見ていなかったのですが、コメント拝見していたら衣装がどんなだったのか妙に気になってきました^^;
アイドル、やスターは難しいですよね。
投稿: ayaka | 2008/09/29 15:15
同感です。かつての彼を知る者としてはストレスのたまる番組でしたね。まず服装だけでも、シックにまとめた方がいいのに、と思いました。
今、阿久悠さんの「歌謡曲の時代」を文庫本で読んでいます。とても面白いです。読んでいるうちにメロディーが浮かびます。もちろんわたしの頭の中では、記憶に残る当時の歌い手が歌っているわけで、今の彼や彼女が歌っているわけではありません。
歌は残っても、歌い手が残るとはかぎらないんですね。
投稿: schmidt | 2008/09/29 11:22